新型アクセラに試乗!ツボを押さえた正常進化
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:齋藤 正
外観は見るからに正常進化版。売り文句もあくまでマツダらしく「走る歓び」だ。もっともこんな時代だけに環境、安全への配慮も謳われていて、その象徴としてi-stopなるアイドリングストップ装置も設定されてはいる。しかし、それを装備した2.0リッターモデルの価格は189万円。今や話題の中心であるハイブリッド車、ホンダ・インサイトと同価格だ。
中身を見る前に物事を決めつけてはいけないが、これだけ世の自動車にまつわる話題がハイブリッド一色に染まっている中で、本当にそれで大丈夫なのか。そう思ってしまったことは否定しない。正直な気持ちとして、新型アクセラのプレス向け試乗会には、頭を悩ませながら向かったのだった。
しかし実物のアクセラ、取り敢えずの第一印象は想像以上のものだった。先代から踏襲されたエクステリアのコンセプトに新鮮味は無い。しかしプレスラインやキャラクターラインのエッジが強調され、それらを繋ぐ面に張りがもたらされたフォルムは、陽の光の下では実に表情豊かで存在感豊かに見える。
表情と言えばフロントマスクもそう。先代に較べると輪郭が俄然ハッキリとして主張がみなぎっている。何でも先代では外観について、全体に好評な中で顔つきだけは大人し過ぎるという不満の声があったという。しかし今回はそんなことはないだろう。
スポーティな造型のインテリアも悪くない。先代で不評だったクオリティ感の向上を狙い、ダッシュボード上面をソフトパッドで覆うなどした効果も、十分とは言えないが確実に出ている。サイズアップした新設計のシートの採用や、オーディオパネルやシフトノブをドライバー側に近づけるなどの工夫によって運転環境の整備が進んだのもポイント。シートに腰を降ろした瞬間からクルマとの一体感の高さを味わうことができる。
走りを謳うクルマの多くは、今もすぐ動力性能ばかりを話題にする。しかし絶対的な速さ以上に、気持ち良さのために大事なのはそれだけではない。そのツボをアクセラはしっかり押さえている。走り出す前から嬉しい気分にさせられたのは、そのおかげだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
巨大GTウイングに赤黒の「トミカスカイライン」カラー! リバティウォークはトラック相手でも容赦なしの圧巻カスタム!!
ガスリー、ご近所さんになった角田裕毅とカラオケ熱唱「声枯れるほど歌った。楽しい夜だった」思い出アデルの曲も再び
Jujuが人気ドライバー部門首位「暖かい声援が何よりも活力に」。2024年のSFgoアワードはTGMが“2冠”
ラリーカーが空を飛ぶ! WRCラリージャパン堂々幕開け。Rally1ではM-スポーツ・フォードのフルモーSSS1最速。勝田貴元3番手
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!