【前期のダメな点を改善？】元祖ホットハッチ「ゴルフGTI」が大幅改良。「8.5」で取り戻した本来の姿とは

ゴルフGTI

光で魅せる“8.5”の次世代GTIデザイン

フォルクスワーゲン「ゴルフGTI」といえば、“ホットハッチ”というジャンルを創造したモデルとして名高い。近年ではエンジン排気量を抑えてCO2排出量を削減し、ターボで動力性能を高める「ダウンサイジングターボ」の先駆けとしても知られる。

デビュー以来、日常使いの利便性とスポーティな走行性能を両立してきた点が、ゴルフGTIの特徴であり、変わらぬ伝統だ。「GTIとは何か」という本質的な価値にこだわり、モデルチェンジやマイナーチェンジで常に進化を重ねてきた。

25年1月、「ゴルフ8」から「ゴルフ8.5」へのビッグマイナーチェンジが実施されエクステリアも大きく刷新された。「涙目」形状だったヘッドライトはシャープな造形へと変化した。

また、中央に配された細身のLEDライトとVWエンブレムが一体化して点灯。

GTIらしい赤ラインとともにヘッドライトまで光るイルミネーションが視覚的インパクトを演出している。

オプションではLEDマトリックス式の「IQ.LIGHT」も設定。対向車や先行車を検知し、LEDを個別に制御・照射することで夜間走行時の視認性と安全性を高めた。バンパー開口部も左右に広がり、三次元ハニカムメッシュが冷却効率と空力性能の向上に貢献している。

リアコンビランプも新デザインのLEDへと変更され、ダイナミックターンインジケーターにアップグレード可能。後続車からの視認性が向上し、見た目だけでなく機能面の進化も際立つ。

外観にこだわるなら、「ゴルフ5」で人気を博した丸みを帯びた5スポークホイールも見逃せない。ホイール越しに見える赤いブレーキキャリパーは、歴代GTIファンの心をくすぐるディテールである。

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