マツダのビジョンクーペは世界が認める美しさ。代わりとなり得る車はある?【購入ガイド】
掲載 carview! 1
掲載 carview! 1
マツダの車は、生命感のある美しいデザインや快適な運転環境など独自の魅力を備えています。現行モデルのラインナップも豊富ですが「ビジョンクーペ」という車をご存じでしょうか。
ビジョンクーペは世界で美しさを評価されたモデルです。この記事では、マツダのビジョンクーペの特徴と最新情報、代わりとなり得るマツダの現行モデルやライバル車を紹介します。
「マツダのビジョンクーペについて知りたい方」や「ビジョンクーペのように美しい車を購入したい方」に価値ある情報をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
マツダのビジョンクーペは市販車ではなく、コンセプトカーです。マツダ独自のデザインを形にした美しさで注目を集めました。ビジョンクーペがどのようなコンセプトのもと誕生し、どのような評価を得たのか、この項目で見てみましょう。
マツダのビジョンクーペは、フランス パリで2018年1月に開催された第33回国際自動車フェスティバルで「最も美しいコンセプトカー」に選出されました。
そして2018年3月には、スイス ジュネーブで開催された第11回 Car Design Nightで「コンセプトカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
いずれも世界的なデザイナーによって選ばれる名誉ある賞です。ビジョンクーペが世界で認められる美しい車であると分かります。
2018年10月には、マツダのビジョンクーペが東京ミッドタウンのデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2018(東京ミッドタウン デザインタッチ 2018)」に出展し、「VOGUE JAPAN」とのコラボが実現しています。
これは、同年6月に行われたマツダとイタリアのファッション雑誌「VOGUE ITALIA」とのコラボイベントを日本で再現したものです。「VOGUE ITALIA」チームも魅了したビジョンクーペの美しさは、時代を映し出すアート作品とも見事に融合し、特別なエキシビションとなりました。
マツダは2010年より「魂動(こどう)-Soul of Motion」というデザインコンセプトを掲げ、車に命を与えるような生命感とダイナミズムを表現してきました。
ビジョンクーペは、このような哲学を深化し、よりエレガントで上質なスタイルを目指した次世代デザインビジョンモデルです。要素をそぎ落としたシンプルなフォルムの中に、自然で繊細な美しさを表現しています。
RX-ビジョンは、2015年に発表されたコンセプトカーです。ビジョンクーペのベース車という位置付けではありません。しかしビジョンクーペと同じく、マツダの「魂動デザイン」を追求した次世代デザインを象徴するモデルです。
RX-ビジョンは世界一美しいFRスポーツカーを目指して設計されました。美しさやデザインにおける創造性、新しいトレンドを最も体現しているコンセプトカーとして、2016年の「最も美しいコンセプトカー」に選出されています。
マツダのビジョンクーペは、流線型のシンプルで艶やかなフォルムです。日本の美意識に通じる控えめで繊細なデザインで、ボディに宿る光と影の美しさに「魂動デザインの深化」を表現しています。
立体的なヘッドライトやレトロな雰囲気もある丸目のテールランプ、スポーティな4本出しマフラーも大きな特徴です。ブラックを基調とした内装は、木目調やブラウンのアクセントカラーにより上質さが際立っています。
マツダのビジョンクーペを購入したいと思った方もいるのではないでしょうか。しかし、ビジョンクーペの市販化は2022年9月時点で発表されていません。この項目では、マツダのビジョンクーペの発売時期や市販化の可能性について解説します。
現在の自動車市場は、多目的に使用できるSUVが人気を集めています。マツダもSUVの開発に重点を置いている状況です。
2022年9月15日には、2列シート高級SUV「CX-60」を発売しています。今後は3列シートの「CX-80」を日本や欧州で、ワイドボディの「CX-70」「CX-90」を北米などで導入していく予定です。
トレンドを考慮すると、ビジョンクーペのようなFR高級クーペがどこまで売れるのか不安な部分もあります。今後もビジョンクーペの販売は難しいかもしれません。
コンセプトカーであるマツダ ビジョンクーペは、デザインの美しさを重視して設計されています。しかし市販化には安全性や機能性を高めるためのデザイン変更が必要です。
ビジョンクーペの車高の低さやピラーの細さなど「デザインの追求による不便をどう改善するのか」といった課題があります。独自の美しさを維持したまま市販化することは難しいかもしれません。
ビジョンクーペは購入できませんが、マツダの現行モデルに「マツダ3」があります。ビジョンクーペのような車が欲しい方にとって、選択肢となり得るモデルです。ここでマツダ3の魅力やビジョンクーペと共通している点を解説します。
マツダ3には、ファストバックタイプとセダンタイプの2種類があります。シンプルでありながら豊かな美しさと新たなエレガンスを追求しており、RXビジョン・ビジョンクーペと同様に「深化した魂動デザイン」を体現するモデルです。
ビジョンクーペは、光と影の移ろいにより魂動デザインのテーマのひとつ「凛」を表現していました。マツダ3セダンタイプも、フロントフェンダーからリアにかけてのワンモーションの動きで「凛」とした佇まいを感じさせます。
マツダ3は、世界初の燃焼制御技術を採用した新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」や、ロングツーリングに適したクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」など、計4種類のエンジンを用意しています。
「e-SKYACTIV X」と「e-SKYACTIV G 2.0」は、マイルドハイブリッドと組み合わせたパワートレインです。以下からそれぞれのエンジンスペックをご確認ください。
エンジン | e-SKYACTIV X | e-SKYACTIV G 2.0 | SKYACTIV-D 1.8 | SKYACTIV-G 1.5 |
---|---|---|---|---|
最高出力 kW(PS)/rpm | 140(190)/6,000 | 115(156)/6,000 | 95(130)/4,000 | 82(111)/6,000 |
最大トルク N・m / rpm | 240/4,500 | 199/4,000 | 270/1,600~2,600 | 146/3,500 |
WLTCモード燃費 km/L | 16.7~17.4 | 15.9~16.4 | 20.0~21.5 | 15.8~16.6 |
マツダ3のグレードごとの新車価格は以下のとおりです。
グレード | 新車価格 |
---|---|
15S | 228万8,000円 |
15S Touring | 238万2,600円~261万9,100円 |
15S Black Tone Edition | 243万1,000円~266万7,500円 |
XD Proactive | 285万7,800円 |
XD Black Tone Edition | 290万4,000円~314万500円 |
XD Proactive Touring Selection | 297万8,800円~321万5,300円 |
20S Proactive | 258万2,800円~271万9,180円 |
20S Black Tone Edition | 262万9,000円~286万5,500円 |
20S Proactive Touring Selection | 270万3,800円~294万300円 |
X Smart Edition | 285万7,800円 |
X Black Tone Edition | 331万1,000円~368万3,880円 |
X L Package | 358万3,780円~382万280円 |
X Burgundy Selection | 360万5,780円~384万2,280円 |
2022年9月28日時点の中古車相場は以下のとおりです。
ボディタイプ | 中古車相場 |
---|---|
ファストバック | 158万9,000円~345万円 |
セダン | 158万円~336万3,000円 |
みんカラでマツダ3のオーナーによる口コミを見ると『とにかくデザインがかっこいい。この理由だけで買いました。特にセダンの白内装、最高におしゃれです。デイライトは丸目でキリッとしていて気に入ってます。』と評価されてます。
ほかにも『国産国内販売のセダンで一番カッコ良い。ちょっと奥目なところがまた良い。』『比較的ロングノーズでリアがキュッとしたフォルムと流麗な面構成が素晴らしいと思います。』といった評価が見つかりました。
ビジョンクーペにも共通する「深化した魂動デザイン」が多くのオーナーを魅了していることが分かります。
マツダ3も魅力的ですが、他にも美しいクーペはあります。特に、外車のクーペは独自のデザインで存在感のあるモデルが豊富です。
ここで外車クーペの人気車種を5選紹介します。マツダのビジョンクーペのような美しい車が欲しい方はぜひ参考にしてください。記載している新車・中古車価格は2022年9月28日時点の情報です。
ポルシェ 911は、伝統とモダンを融合したデザインが魅力です。長くフラットなフロントフードや鋭い角度で傾斜したフロントウインドウ、リアに流れるようなルーフラインなど初代モデルからのデザインを継承しつつ、ヘッドライト・テールタイトには最新のLEDテクノロジーを採用しています。
水平対向ツインターボエンジンによる圧倒的なパワーと、ダイレクトなレスポンスも魅力です。新車価格は1,503万円~3,724万円、中古車相場は1,630万円~3,680万円で販売されています。
フェラーリ ローマは時代を超越したエレガントさと余計なディテールを排除したピュアさを魅力としたデザインです。
パワーユニットには独自の V8ターボエンジンを搭載しています。これは「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」を4年連続で受賞しているエンジンです。8速DCTと組み合わせて圧倒的な走りを体感できます。
新車価格は2,682万円、中古車相場は3,350万円~4,150万円です。
BMW 2シリーズ クーペはダイナミックかつワイドなスタイルのコンパクトスポーツ・クーペです。薄くワイドなキドニーグリルやライトチューブで縁取った2灯式ヘッドライトが個性を際立たせています。
パワーユニットは、直列4気筒または6気筒のツインパワーターボエンジンです。M Sportモデルは8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションによるスポーティさに特化したシフトチェンジを楽しめます。新車価格は508万円~758万円、中古車相場は569万円~839万円です。
メルセデス・ベンツ Cクラス クーペは、Cクラスの基本的なデザインは維持しながら、クーペらしい精悍さとスポーティさを加えたモデルです。フロント部分は力強さを感じられるデザインに仕上がっています。
エンジンはDOHC 直列4気筒ターボチャージャー付、トランスミッションは電子制御9速A/Tです。新車価格は621万円、中古車相場は63万9,000円~750万円で販売されています。
ランボルギーニ アヴェンタドールは、航空機からインスピレーションを得たデザインでダイナミズムとパワーを強く感じられます。V12エンジンやカーボンファイバーなどの技術を使用し、市販車の限界を超えることを目指したスーパースポーツカーです。
インテリアにも最高レベルの技術と素材を採用しています。新車価格は5,567万2,000円、中古車相場は3,280万円~9,580万円です。
マツダ ビジョンクーペは世界で評価される美しさを備えており、パリやスイスで名誉ある賞を獲得したコンセプトカーです。ビジョンクーペの深化した魂動デザインは、生命感とダイナミズムに繊細な美しさと新たなエレガンスを取り入れています。
現時点でビジョンクーペは市販化されていません。美しいクーペを購入したい方は、デザインテーマの一部が共通したマツダ3や、人気の外車クーペも選択肢に入れて考えてみましょう。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【アメリカ】トヨタの「小型SUVコンセプト」がスゴかった! 全長4.3m級ボディに“ゴツ顔”採用! “次期FJクルーザー”ともいわれた「FT-4X」とは?
チェックするタイミングはいつ!? バイクのチェーンとスプロケの点検頻度は?
【スポーティグレード追加】ノート・オーラに「オーテック・スポーツ・スペック」 走りをチューン
疲労を軽減する「インテリシート」オペルが開発、新型SUV2車種に採用へ
ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』、2025年モデル「11車種の特徴と違い」を比較チェック!
BYD、佐賀県初の正規ディーラーをオープン
どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語
モデリスタやば!! 新型アルファード専用エアロが鬼カッコいい件
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
ホンダ青山ビル、建て替えで2025年5月に業務終了 新本社は2030年完成予定
【TAS2025】スズキ 「SUZUKI BOOST GARAGE」をテーマに参考出品を含め7台を展示
トヨタ『MIRAI』が動力源の水素キッチンカー、汐留クリスマスマーケットに出店へ…12月21-22日
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
【2025年もシークレットあるかも?】スバルがオートサロン出展概要発表 新色のBRZなど展示
【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
【究極系ノートオーラ】デザインも中身も本気な「オーテック・スポーツスペック」登場。NISMOとの違いは?
【色褪せない美しさ】レクサス「LC」改良。剛性アップで走りが深化、内装もゴージャスに…1405万円から
いつまで待たせる? レクサス「GX」北米25年仕様の登場で日本発売の期待高まる。気になる価格は?
トヨタ「ミライ」改良 黒のアクセントがキマってる10周年特別仕様車を新設定&グレード構成変更など
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!