2シリーズが大幅改良で質感向上。貴重なコンパクトFRをお見逃しなく

デザインの改良と走りの質感が合っている

実際にステアリングを握って郊外へ向かうと、パワートレインやシャシーは従来通りである事は理解しているにもかかわらず、なんだかこれまでよりもいいクルマに乗っている感覚を覚えるのである。今回は「220d カブリオレ」と「M240i」クーペに試乗したのだが、どちらもスポーティで上質な乗り味とクルマ全体から感じる雰囲気や感触がとても良くマッチしていて、クルマとして魅力が増しているのだ。

今になって思い返せば、従来モデルは上質でスポーティな乗り味に対して、エクステリアやインテリアの特別感、ドライバーの心を高揚させる空気感のようなものが、やや釣り合っていなかったのかもしれない。だがニュー2シリーズは、「BMWブランドのプレミアムカーはこうあるべき」という明確なコンセプトを感じさせてくれる。デビューから3年半を経て、2シリーズ・クーペ／カブリオレは、ますます魅力的なクルマに進化した。クラスでこれほどエクスクルーシブな雰囲気を纏ったモデルは他に無い。

なお新しい2シリーズ・クーペ／カブリオレは、この秋には日本に上陸する見込みである。