ヤマハ悲願の四輪スポーツカーは今度こそ実現なるか!?

幻のヤマハ製スポーツカー「OX99-11（写真左）」と「SPORTS RIDE CONCEPT」。ヤマハ発動機のコミュニケーションプラザ（静岡県磐田市）にて、来年2月末まで展示される（OX99-11の展示は今年12月26日まで）。

あのときの夢をもう一度

同社の四輪事業の成否について考察するのは、現段階では時期尚早だろう。ここではクルマ好きの観点に立って考えてみたい。日本のクルマ好きならばまず、ヤマハには日本を代表するブランドとしてがんばってもらいたいと素直に思うはずだ。そして願わくば、「SPORTS RIDE CONCEPT」のようなかっこいいスポーツカーを、ぜひ日本でも販売して欲しいとも。

同社はかつて「OX99-11」というロードゴーイングカーの市販を1992年に発表するも、景気後退によって実際の販売には漕ぎ着けられなかったという苦い過去がある。あのときの夢をもう一度……。

ヤマハがその悲願を達成し、四輪車メーカーとして欧州で一旗揚げることが叶ったならば、次は日本のクルマ好きを喜ばせたり、アッといわせてくれるような展開に期待したい。そう考えるのは、筆者だけではないはずだ。