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ル・マン、TTRSに探る、アウディ好調の理由

ル・マンにおける成長

メルセデス・ベンツやBMWとは異なるテクノロジーで個性を有していたアウディの存在価値を、大きく引き上げたのがデザイン。きっかけは1997年に登場した先代A6で、このモデルによってアウディは自動車デザインを牽引し始めたといっていい。そして1999年の初代TTで、世界に強烈なインパクトをもたらしてデザイン面での地位を固めると、今日までライバルに差を付ける高い品質を優れたデザインの中で展開していくことになる。

かねてから有していたユニークなテクノロジーに、デザイン、そしてクオリティが融合することによって、「技術による先進」というブランド・スローガンが誰の目にも判りやすい、メルセデス・ベンツともBMWとも違う“カタチ”となって表現されたことで、アウディは花開いたといえる。

そしてここに、さらにプラスαの要素が加わっていく。今度は、そのユニークなテクノロジーをより強く印象付け、認知してもらうための活動が始まったのだ。ル・マン、というコンペティションフィールドにおいて…。

アウディがル・マンへの挑戦を始めたのは1999年のこと。今日までの間に、実に9回もの優勝を果たしている。この10年あまりのル・マンは、“アウディのル・マン”だったわけだ。

ル・マンでの活躍はイコールで、アウディの「技術による先進」をさらに強く印象付けた。実際アウディは2001年にはR8(レーシングカー)にV8直噴ターボ・エンジンを搭載することによって、燃費削減および高効率化に取り組んだ。そしてさらに2006年シーズンには、ディーゼル・ターボのV10TDIを投入し、コンペティションの場でもディーゼルが速く高効率であることをアピールした。

ここで培われた技術は、例えばアウディ初のピュアスポーツカーであるR8では、V8直噴およびV10直噴のFSIエンジンとして反映された。またその後アウディのほとんどのモデルにはディーゼル・ターボのTDIが搭載された他、ガソリン・エンジンもいまやほとんどが直噴+過給のTFSIとなる。もともと持っていたユニークなテクノロジーという個性に、デザインによる表現、さらにモータースポーツの技術思想が受け継がれることで、近年のアウディはその存在をより強く大きなものへと自ら成長させてきたわけだ。

そんな現在のアウディを象徴するようなモデルが、今回のTTRSといえるだろう。

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