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6月発売のフォード エコスポーツ、タイで先行試乗!

ポテンシャルの高さを感じさせる

エンジンは吸排気に連続可変バルブタイミング機構をもつ1.5L直4の自然吸気。フィエスタの1.0L 3気筒のダウンサイジングターボが素晴らしい出来映えだけに、なんでわざわざ違うエンジンを? と思ったが、このあたりもターゲットとする市場への最適化と考えれば合点がいく。コストや耐久性、整備性といった諸々のことを考えれば、コンベンショナルな自然吸気エンジンには依然として大きなメリットがある。トヨタがダウンサイジングターボになかなか手を出さない理由もそのあたりにあるはずだ。

といった小難しい話はともかく、実際にドライブしてみてもエコスポーツと1.5Lエンジンの相性はとてもよかった。とくに力強いわけでも鋭い回転上昇をみせるわけでもないのだが、フラットなトルク特性のおかげでエンジンの存在を意識することなく、ノンビリと走っていられる。加えて上り勾配や急加速が必要なシーンでは6速DCTがいい仕事ぶりをみせ、必要にして十分な走りをもたらす。

ドアまわりのダブルシール構造やアコースティックガラス、その他入念な遮音吸音処理により、クラストップレベルの静粛性を実現しているのもエコスポーツの特徴だ。

駆動方式はFFのみ(ブラジル仕様のみ4WDを設定)。雪国の人にはちょっと不親切だが、最低地上高は200mmを確保しているし、水深も550mmまでならOK。550mmというとちょうどタイヤが隠れるぐらいの深さであり、運悪くゲリラ豪雨に見舞われても慌てずに済みそうだ。

高い評判を得ているフィエスタをベースとしているだけに、フットワークにも抜かりはない。重心の高さやクルマのキャラクターにあわせステアリング特性は穏やかな方向に躾けられているが、ちょっとペースを上げてワインディングロードを走ってみれば、内に秘めたポテンシャルの高さを、安心感の高さと思い通りのライントレース性として実感できるだろう。

エコスポーツは、カジュアルで使い勝手のいいスモールSUVとして非常に魅力的なモデルだ。この原稿を書いている時点で日本での価格はまだ発表されていないが、フィエスタ(235万5428円)とほぼ同価格になれば戦闘力は高い。

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