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RX-8の内装を振り返ろう。限定車「SPIRIT R」の特別装備も解説【購入ガイド】

RX-8の内装を振り返ろう。限定車「SPIRIT R」の特別装備も解説

RX-8は、2012年まで生産されていたマツダのスポーツカーです。ロータリーエンジンを搭載し、独特な回転フィールから多くのファンを魅了しました。スポーツカーを検討したことのある方は、一度はマツダRX-8を調べたことがあるのではないでしょうか。

この記事では、RX-8の内装の魅力をご紹介します。限定車であるSPIRIT Rの特別装備についても解説しますので、今後のスポーツカー選びにお役立てください。

RX-8の内装の特徴

RX-8は、各部からスポーティーさを感じさせるデザインです。内装についても非常にこだわっており、機能性はもちろんインテリアや収納の使い勝手にも配慮されていました。ここでは、RX-8の内装はどのようなものだったのかを解説します。

走りへの気持ちを高めてくれる内装

RX-8のスポーティーさは、外観デザインだけでなく内装からも感じ取れます。メーターや各部操作のためのボタンなどは、スポーツカーならではの設計です。シフトノブはショートストロークで作られており、運転席に座るだけでスポーツカーであることを強く感じさせます。

低いシートポジションながらも、視界性能に配慮された設計です。また、内装の雰囲気に大きく影響するインテリアカラーは、3色から選べます。

意外と広い車内空間

RX-8は、その広い車内空間から「家族で使える4人乗りスポーツカー」としても人気でした。

RX-8の車両サイズは、全長4,470mm×全幅1,770mm×全高1,340mm、室内寸法は長さ1,755mm×幅1,455mm×高さ1,120mmです。

4ドア・4シーター設計により乗降時のわずらわしさがなく、2ドアクーペに比べて後席でも狭さを感じにくいでしょう。4名乗車時のことも考慮されているため、多人数でもドライブを楽しめます。

ドリンクホルダーや収納の使い勝手も良好

RX-8には、日常使いに配慮された収納が随所に設けられています。運転席と助手席の間にはセンターコンソールがあり、携帯電話の充電が可能です。また、コンソールボックス内には小物を収納できるスペースが十分に作られています。

助手席側には大容量のグローブボックスを備えており、ティッシュボックスなども収納可能です。また、ドリンクホルダーはセンターコンソール前方に2つ、後席のシート間に2つ用意されています。後席ドリンクホルダー近くには小物を収納できるポケットがあり、後席の使い勝手も抜群です。

RX-8の基本情報をおさらい

RX-8は、マツダにおけるロータリーエンジンを搭載した最後の市販車です。そのため、発売当初から非常に人気がありました。ここでは、RX-8の基本情報をご紹介します。

RX-8とはどのような車?

RX-8は2003年4月に発売されました。先代は3ドアクーペボディのスポーツカー「RX-7」です。新型のRX-8になるにあたり、走行性能だけでなく居住性や乗降性にもこだわり、観音開きの4ドアタイプへと変更になりました。

家族で使えるスポーツカーとしてデビューしたRX-8は、大人4人が快適に乗れるとして2003年度グッドデザイン賞、2004年カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

名前の由来は?

RX-8の名前の由来は、ロータリーエンジンの頭文字であるRと、未来を表現するXとを組み合わせた造語から来ています。新型のロータリーエンジンを搭載したRX-8を、新しいスポーツカーとして創造したいという思いからこの名前が付けられました。

搭載されるエンジンにも「RENESIS」という特別な名が付けられています。この名前は、ロータリーエンジンのREと、創造を意味するGENESISのNESISを組み合わせた造語です。

ロータリーエンジンを採用

RX-8に搭載したロータリーエンジンは、一般的なガソリンエンジンの構造とは異なります。

ガソリンエンジンやディーゼルエンジンはレシプロエンジンと呼ばれるタイプです。燃料の燃焼によりピストンの上下運動を発生させ、クランクシャフトを経由して回転運動エネルギーに変換します。

ロータリーエンジンは、レシプロエンジンのようにピストンの上下運動がありません。最初からローターが回転運動をする仕組みです。燃焼室はローターとハウジングの間に3つ備えます。

レシプロエンジンは、ピストン2往復で吸気・圧縮・爆発・排気の4工程が行われる仕組みです。ロータリーエンジンは、ローターの1回転の間に4工程を3つのエリアで連続して行います。

RX-8の最後を飾る特別仕様車「SPIRIT R」の内装とは?

RX-8の最後を飾る特別仕様車として、SPIRIT Rというモデルが2011年から発売されました。特別装備を備え、魅力ある内装が特徴の車です。ここでは、SPIRIT Rとその内装についてご紹介します。

特別仕様車「RX-8 SPIRIT R」とは?

RX-8 SPIRIT Rは、RX-8 Type RSとRX-8 Type Eをベースに作られており、専用シート・専用塗装アルミホイールなどを備えている点が特徴です。

SPIRIT Rの発表当時は1,000台限定の発売予定でしたが、受注が殺到したため2012年4月に1,000台追加生産を発表したことも大きな話題となりました。

ボディカラーは、「アルミニウムメタリック」「スパークリングブラックマイカ」「クリスタルホワイトパールマイカ」の3色が設定されています。発売時の新車価格は6MT車が325万円、6AT車が312万円でした。

特別装備でより魅力が増した内装・外装に

RX-8 SPIRIT Rは、ベース車にはない特別装備を多数備えています。6MT車と6AT車で共通となる装備の他、それぞれに個性が持たされていることも特徴です。

人気が高かったのが6MT車で、特別仕様車専用のRECARO社製のバケットシートやブラック+レッドステッチの本革巻シフトノブ、アルミペダルのセットが魅力と言えます。外装や足回りにおいては、ブロンズ塗装の19インチ鍛造アルミホイールやエアロパーツ、ビルシュタイン社製ダンパーが主要装備です。

6AT車は、レッドステッチの本革ブラックシートやブラックの本革巻シフトノブでシックにまとめられています。運転席には8Wayパワーシート&シートメモリー機能が付き、運転席・助手席ともにシートヒーターも付いているため快適です。外装や足回りにおいては、スポーツサスペンションや18インチアルミホイールが採用されています。

本格的にスポーツ走行を楽しみたい方は6MT車、快適にドライブを楽しみたい方は6AT車が向いていると言えるでしょう。

RX-8の内装をカスタムしてお好みの1台に

RX-8の内装は、カスタムをすることでオリジナルの1台にできます。主なカスタムパーツは、追加メーターです。ブースト計・水温計・油温計・油圧計といったメーター追加によって性能アップと同時にインテリア性も期待できるでしょう。シートカスタムであれば、フルバケットシートや4点式シートベルトに変えることでホールド性の向上が可能です。

デザイン性のみアップしたいという場合には、イルミネーションで車内の雰囲気を演出したり経年劣化を隠すダッシュボードカバーを装着したりするのもおすすめと言えます。自分好みのカスタムパーツを見つけ、カスタムを楽しみましょう。

内装も魅力的なRX-8の中古車相場とは?

RX-8の全体の中古車相場は、23万円~410万円の価格帯です。2003年式から2013年式のRX-8 SPIRIT Rまで多数の在庫がそろっています。2023年2月時点の平均価格は113万3,000円です。

RX-8の平均価格は、2022年2月時点で約121万円、2022年5月時点で118万円でした。販売終了から歳月がたち、ゆるやかに相場は下がってきていることがうかがえます。

マツダ RX-8の中古車

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