アウディTTの頂点「TT RS」が7年ぶりに第2世代へ。ドイツから走りを報告
掲載 更新 carview! 文:Kimura Office/写真:Kimura Office
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もっとも注目すべきはパワーユニットだ。先代のTT RSも2.5リッター直5ターボを搭載していたが、新型は7年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得した従来型ユニットから、完全新開発の2.5リッター直5ターボへと進化したのである。
新しい5気筒の2.5 TFSIは、アルミニウム製エンジンブロックや軽量設計のクランクシャフト、アルミニウム製オイルポンプ、軽量ベルト・プーリー、マグネシウム製オイルパンなどを採用し、従来型ユニットから26kgもの軽量化を達成。さらに、ターボ・チャージャーの改良により17%の性能向上を果たし、バルブ・タイミングの最適化により約6%もの燃費改善を実現しているのだ。
結果、排気量は2480ccと従来から不変だが、直近の従来型ユニット搭載モデルである現行RS3を24kW(33ps)と15Nmも上回る、最高出力294kW(400ps)/5850-7000rpm、最大トルク480Nm/1700-5850rpmというスペックを手に入れたのである。トランスミッションは、ローンチ・コントロール機能を備えた7速デュアルクラッチ式ATのSトロニックで、駆動方式はもちろん電子制御フルタイム4WDのクワトロが組み合わされる。
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