市場回復まであと一歩 6月のマーケット概況
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した6月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車総数は29万4693台で、前年同月比は78.1%と10カ月連続で前年を下回ったが、前月比は47.0%増と2カ月連続で大きく伸張し、確実に回復期に入ったといえそうだ。販売台数自体も新車購入補助金制度終了(昨年9月末)に向け、駆け込み需要にわいた昨年には及ばないが、エコカー減税などの公的支援策効果が発揮し始めた09年の31万9385台と比べると、同月比で92.3%に達し、補助金終了の反動減を考えれば、通常レベルまであと一歩のところまできた印象だ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(新型日産マーチ分含む)は17万9447台で、前年同月比は73.1%。前月比は58.0%増と軽乗用車を上回る伸び率となった。メーカーブランド合計では、3ナンバーの普通乗用車が1万7744台で前年同月比117.3%、5ナンバーの小型乗用車も2万2265台、同97.6%とほぼ昨年水準まで回復した日産が今年初めてプラスに転じ、スバルは3カ月連続、スズキも2カ月連続で前年を上回った。震災の影響で生産が大きく落ち込んだトヨタ、ホンダも前年同月比は60.6%、67.7%と低調だが、前月比は79.4%増、41.4%増と回復基調となっている。月間ランキングでは「トヨタ プリウス(α含む)」が1万9429台で4カ月ぶりにトップを奪還、軽を含む乗用車全体でもトップとなった。2位は3カ月連続トップを続けていた「ホンダ フィット」で、フィットを含め、トップ30圏内ではトヨタでは「ヴィッツ」、「ラクティス」、日産では「セレナ」、「マーチ」、「ラフェスタ」、「エクストレイル」、スバルでは「インプレッサ」が前年同月比がプラスと好調だ。
軽自動車は乗用車部門が9万2348台で、前年同月比83.0%、貨物車を含めた全体でも12万6804台、前年同月比81.7%と9カ月連続のマイナス。前年同月比は乗用車部門で28.4%増、全体では33.2%増と回復傾向となり、マツダを除いて5月を上回る結果となっている。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでも、2万2325台、前年同月比111.0%と3カ月連続で前年を上回った(日本メーカー製を含めた輸入乗用車全体では2万9390台、前年同月比142.8%)。海外メーカーブランド別乗用車ランキングは、VW(フォルクスワーゲン)が5501台で6カ月連続のトップ、2位はBMW(ミニを除く)が4007台で3カ月連続、3位はメルセデス・ベンツで3798台だった。VWは前年同月比97.7%にとどまったが、BMW、メルセデスは15.9%増、10.9%増と前年を上回り、トップ10圏内では5位ミニ、6位ボルボが40.3%増、51.3%増と好調な売れ行きとなった。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
「悪質!」なんて思ったら助けてくれてた可能性も! 故意かうっかりか「トラックの幅寄せ」をくらった乗用車ドライバーはどうすべき?
最強V8「HEMI」エンジンは死なず! ダッジが2025年末までの継続生産決定
【中国】トヨタ“RAV4サイズ”の新型「bZ3X」に反響多し! 「日本で約250万円」から&メーカー初“自動運転システム”搭載に「オトクすぎる」「欲しい」の声も! 25年3月発売の「ミドルSUV」に熱視線!
【MotoGP】アプリリア離脱のビニャーレス、実は2024年型バイクに不満だった「2023年と同じようなバイクにしてほしかった」
2度のWRC王者カッレ・ロバンペラ、ドバイ24時間レース参戦へ。WRCフル参戦復帰前に景気付けの一発に?
スマホの無料“地図アプリ”全盛時代に「カーナビ」はなぜ売れる? 進化を続ける市販カーナビ “根強い”人気の理由とは
エンジン始動上手なやり方は!? キックスタートのメリットとデメリットとは?
やはり進行していた! ホンダのハイブリッド戦略の要とは?…新開発プラットフォームと次世代e:HEVシステム
KTM本社、再編手続きで営業継続…日本への影響はなし
ウインカー出すの「右・左」どちらが正解? 戸惑う「Y字の斜め接続道路」 判断方法は? 法律は? 警察の回答はいかに
スバルの[BRZ]に改めて試乗したらめちゃくちゃに良かった件
シボレー「コルベット」がさらにアグレッシブに、そしてカラフルになった!「Z06」は3種類のメーカーオプションで史上最強の1台に
新型「レクサス GX」争奪戦は年始~。公取協の指導で“先着順”のフェアな販売に変わるのは朗報!
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
【ホンダの逆襲】新型「プレリュード」が“ハイブリッド革命”と話題に…エンジンの超進化が向かう世界
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
【ライバルもビックリの強烈さ】スズキ新型「ソリオ」公開! 「フロンクス」のクールなカスタム仕様も【TAS25】
【無敵の布陣完成】トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一部改良。廉価版・PHEV・最上級4人乗り一挙追加…510万円から
【2025年もシークレットあるかも?】スバルがオートサロン出展概要発表 新色のBRZなど展示
【まるでドラマ】鴻海をけん制し、株価をV字回復させ、日産とホンダの統合を進める経産省の凄腕ぶり
【究極系ノートオーラ】デザインも中身も本気な「オーテック・スポーツスペック」登場。NISMOとの違いは?