DS7 クロスバック試乗 キザでいやらしいと感じようがそれがこのクルマらしさ
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
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続いて、2リッターのディーゼルターボに乗り換える。乗り換える時にもう一度デザインをチェックして、デザインがエレガントに感じる理由がわかった。このクルマは6ライトウィンドウを採用しているのだ。つまり、後席の窓の後ろを太い柱(いわゆるCピラー)にはせずに、窓にした。これで前席、後席、その後ろと、左右で計6つの窓がある6ライトウィンドウとなった(ライトとは採光の意)。
窓を閉めて運転席に座っている限り、エンジン始動時もアイドリング時も、パワーユニットがディーゼルであることは感じない。シフトセレクターでDレンジを選び、ゆっくりアクセルペダルを踏み込むと、ガソリンエンジンとは種類の違うトルク感をずっしりと感じる。ゼロ発進からの、最初の3m、5mの力強さが違う。ガソリンエンジンでもこうした場面での力不足やかったるさは感じなかったものの、直接比較すると力感ではディーゼルに軍配が上がる。
ただし、これも乗り比べたからこそ感じることであるけれど、静粛性や回転マナーのお行儀の良さではガソリンが上だ。ディーゼルも、もし単体で乗れば充分に静かだし、回転フィールも滑らかだから不満は感じなかったであろうことは付け加えておきたい。
乗り心地のよさは、ガソリンエンジン仕様と変わらない。ただしトルクがあるぶん、コーナリング時にタイヤにグッと力が加わり、ハンドリング性能がかなり高いことが確認できた。申し遅れたけれど全車FF(前輪駆動)で、アクセルを踏み込んで前輪に強いトルクをかけても、ハンドルを切れば切ったぶんだけ素直にノーズが内側に入る。
見かけが“とんがっている”だけに、走りにもクセがあるのではないかと予想していたけれど、その予想は良い意味で覆された。コーナリングも乗り心地も加速もブレーキも、どれもごくまともで、乗用車としてのレベルが高い。話しかけにくいと感じるほどお洒落なスーツを着た人が、実は実直な人だった、みたいな驚きを感じる。
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