国産車お得意のギンギラメッキを変えたらデザインはいい感じになる!?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
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このことからわかったのは、そして言いたいことは、「車買ったらメッキパーツは黒く塗装しちゃおうぜ! イエイ!」ということではない。
そうではなく、「ほんのちょっとの改変でここまで変わるということは、国産車デザインの夜明けも近いのかもしれない」ということだ。
筆者が繰り返し指摘している昭和的デラックスの亡霊(メッキしてゴージャスっぽくすりゃいいんでしょ? みたいな安易で古くさい発想)に該当する箇所さえなんとか改善できたなら、日本車のデザインは「今のままでも結構いい線いってる」と評せるのではないか……と思ったのである。
そこで試しに、エクリプス クロス以外のさまざまな国産車も脳内に思い浮かべ、そのメッキ部分を脳内塗料で黒またはボディ同色に塗ってみた。
例えば日産ノートe-POWER。V字形と水平方向のメッキグリルを黒くするだけで、装飾過多だと感じていたそのフロントフェイスは、パリのスクエア・モンスリあたりにぜひ路駐させてみたいシックなそれに変身した。
また例えばホンダN-BOX。これのカスタムではないノーマル版も、フロントマスクのメッキ部分をボディ同色にして、ついでにホイールもシンプルな黒の鉄っちんか何かにすれば、「欧州の小型車では絶対に真似できない超絶スペース効率を誇る、そしてビジュアルもなかなか素敵なジャパニーズ・スペシャル!」が完成した。
そしてさらに例えばトヨタ プリウスは……まぁこれについては、2018年末に行われるという噂のマイナーチェンジに期待したい。
いずれにせよ、いまだ残る「昭和的デラックス志向」さえ完全払拭できたならば、日本車デザインの近未来はなかなか明るいのではないかと妄想できた、しばしの脳内ペイント作業であったのだ。
(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。
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