新型7シリーズに海外試乗。日本導入モデルのラインナップは?
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
BMWが考える自動運転についてエンジニアに取材をしたところ「駆けぬける歓びは、揺るぎありません。ただ、車庫入れや渋滞など歓びが得られない場面ではドライビング・アシストを今後も進化させます」とのこと。実は、歴代の7シリーズが投入してきた革新的なメカニズムの目的は“より快適に、より簡単に”ではあるが、その方向性は異なっても最終到達点はすべて「駆けぬける歓び」に向かっている。
実際に、ポルトガルのポルトおよびその近郊で開催された国際試乗会で最初に乗り込んだ750Li xDriveは、見た目には路面が荒れていても、その起伏を何か特別な機能でならしてしまったかのように快適な乗り心地を示してくれた。感覚的には、20年くらい前の日本車やアメリカ車の最高級サルーンを思い出させるフワッとした乗り心地であるものの、だからといって操縦性や安定性が損なわれることはない。
次期モデルの7シリーズは自動車高調整機能とダンパーの減衰力を連続可変制御する機能を組み合わせたエア・サスペンションを標準装備し、試乗車にはスタビライザーの強さを自動制御する機能を追加したエグゼクティブ・ドライブ・プロが設定されていた。フワッとしているのにフラットな姿勢が高速域まで保たれ、シュッと路面に吸い付くような接地感も伝わってくるという、かつて体験したことのない走りを実現していた。
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