レポ到着！ 新型アウディA8&S8国際試乗会

レポ到着！　新型アウディA8&S8国際試乗会

■パワーとフットワークを高次元で両立[5/8]

次に試乗した4.0TFSIは、最高出力が従来＋11kW（15PS）の320kW（435PS）/5100～6000rpmへ引き上げられたこともあり、高回転域の伸びが一層キレ味を増した。トルクは従来通り600Nmだが、発生回転数が従来の1500～4500rpmから1500～5000rpmへと広げられたことで、さらに力強い走りを手に入れている。気筒休止システムであるCOD（シリンダー・オン・デマンド）の制御もさらに緻密になり、もはやよほど注意していないと8気筒と4気筒の切り替わりに気がつかないレベルに達している。燃費も100kmあたり9.1リッター（10.9km/リッター）を実現した。パワフルである事に加え、フットワークも軽快。しかも乗り心地もフラットで申し分なく、極めてバランスの取れたモデルに仕上がっていた。