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モデル末期のセレナが奮闘、VWも復調傾向【マーケット概況・5月】

フォルクスワーゲンが前年比プラスに

5月の輸入乗用車(外国メーカー車)は全体で前年比6.9%増の2万1416台という結果。前年超えは2カ月連続で、フォルクスワーゲンが販売を持ち直してきていることが主な要因。登録車全体に占める輸入乗用車の割合は11%と、前月の水準を2.3ポイント上回った。

首位はメルセデス・ベンツで、販売台数は8%増の4648台。今年に入って「GLC」や「Cクラスクーペ」などを投入した積極的なモデル攻勢が販売に弾みをつけている。2位のフォルクスワーゲンは前年比10%増と問題発覚後、はじめて前年を上回った。3位BMWも前年比10%増の3502台と好調だったが、本来の勢いを取り戻しつつあるフォルクスワーゲンには及ばず3位にとどまった。

一方、4位のアウディは前年比15%減とあと一歩という状況に。アウディは4月後半に人気モデル「A4アバント」のフルモデルチェンジを実施し、その登録が進めば台数が伸びる可能性もある。

このほか輸入車はトップ10中、8ブランドが前年を上回るなど好調に推移しており、第1四半期の落ち込み分を第2四半期に挽回しそうな勢いだ。

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