メルセデスAMGが究極のブラックシリーズとなるGT版を発売。ポルシェなら最強のGT2 RSに相当
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:ダイムラーAG 35
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:ダイムラーAG 35
コースインする前にメカニックたちがフロントのエアスプリッターの角度調整やミシュラン パイロットスポーツ カップ 2 Rタイヤのアライメントや温度もチェックしてくれる。まるでレーシングドライバー並みのサービスである。
体を完全に包み込むフルサポート形状のスポーツバケットシートには当然サーキット走行用の4点式シートベルトが装備される。キャビンを見回すとドア内張りをはじめインテリアトリムは全てアルカンターラ製で、スパルタンなレーシングカーだけではない一面も確認できた。
元DTMドライバーのベルント・シュナイダーがステアリングを握るペースカーに先導されてコースに入り、2周目から徐々にスピードを上げてコーナーに飛び込むが、スピードメーターを見ると、いわゆるロードカーよりも20%は速い。
遅めのブレーキにもかかわらず、コントローラブルで巨大な制動Gを発生するカーボンセラミックブレーキのおかげでニュートラルの姿勢を大きく変えず脱出できた。サスペンションもまさにレーシングカーでダンパーユニットは調整式、全ての軸受はピロボールだ。その結果、ステアリングはもちろんウルトラシャープだが、路面からのインフォメーションはしっかりと伝わってくる。
驚くべきはミシュランのグリップ力で、コーナーではドライバーの狙い通りのロードホールディングを提供する。本格的レーシングマシーンでのサーキット走行の経験が少ないジャーナリストに対して色々とセッティングを画策してくださったAMGのメカニックには申し訳ないが、今回の数周でのテストではブラックシリーズの半分のパフォーマンスも引き出すことができなかった。というのもこれまでの経験でブラックシリーズは「ポルシェ 911」で言えば「GT3」だと思っていたのだが、このGT ブラックシリーズはワンランク上、すなわち「GT2 RS」に相当する内容とパフォーマンスをもっていたのである。
AMG GT ブラックシリーズの価格はドイツで19%の付加価値税込みで33万5240ユーロ(約4130万円)である。良い知らせはこのブラックシリーズは限定生産ではなく、需要が終了するまで販売を続ける。つまり投機買いによって、値段が吊り上がるなどという心配はない。一方で悪い知らせは、残念ながら日本市場は53台の限定販売で、価格は4630万円となってしまう。
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
※2020年10月30日、編集が付けた見出しに誤りがあったため、お詫びして修正いたします。正:日本限定台数は53台
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