サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > 試乗記 > ボルボS60海外試乗、姿も走りも大胆チェンジ

ここから本文です

ボルボS60海外試乗、姿も走りも大胆チェンジ

FFの常識を超えた

新型S60は、エンジンだけではなくシャシーでも走りのダイナミックさを際立たせている。欧州仕様は、その名もズバリな「ダイナミックシャシー」を標準装備。引き締まった設定のスプリングやダンパーを採用し強化したブッシュを組み合わせているので、コーナリング中はボディのムダな動きを巧みに抑えてくれる。それでいて、スプリングが硬すぎる印象はまったくない。ダンパーは効いていてもサスペンション自体はスムーズに動くので、タイトなコーナーが連続するポルトガルの山岳路でも、4輪がしたたかに路面をつかんでいる感覚が高剛性ボディが媒体となりドライバーまで伝わってくる。

ステアリングは、従来モデルよりもギア比が10%クイックになっている。それだけに、「T6 AWD」はステアリング操作に対してダイレクトな応答性を示し狙ったコーナリングラインが正確にトレースできる。「2.0T」はエンジンが軽いので、コーナーの入口ではステアリングを切り込むとクルマの鼻先がスッとばかりに軽快に向きを変える。しかも、ステアリングから伝わってくる手応えの変化がFF車の常識を変えるほど自然なのだ。ステアリングポルトのねじれ剛性を従来型の2倍にしているので、タイヤが発生する曲がるためのグリップ力の変化がそのまま手に取るようにわかるからだ。

それでいて、ステアリングの手応えが重くなる心配はない。パワーアシストには速度感応型のサーボトロニックを採用するので、低速ではむしろスッキリと軽めに感じるほどだ。さらに、手応えは3段階に切り替え可能であり、それを標準モードにすると中速域からは適度な落ち着き感、重めのモードにすると高速域からはドッシリとした安定感が加わってくる。手応えを軽めのモードにすると、中高速域までその傾向を保つが自然さを損なうことはない。逆に、重めのモードを選択した場合の方がコーナーが連続する場面でステアリングから伝わってくる反力が人工的になり違和感を覚えることがあった。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン