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「EVは想像より環境に良くない!?」豊田会長が改めて語る、“未来の電動モデル”が意味するクルマとは

EVが万能薬じゃない。長期でも世界の3割に過ぎない

これらの数字の背後にある計算の詳細は説明しませんでしたが、EVが万能薬ではないことを示したかったのは明らかです。

確かに、電気自動車は排気ガスをゼロにしますが、それは問題の一部にすぎません。EVの製造とそれを充電するための電力の発電による環境への影響は、より複雑な物語を語っています。これに、多くの地域で充電インフラが不十分な状態であることを加えると、少なくとも現時点ではハイブリッド車が依然として意味をなす理由が理解しやすくなります。

トヨタのハイブリッド開発における深いルーツは、1997年の初代プリウスにまで遡ります。それ以来、ハイブリッド車は同社の世界販売の大きな部分を占めるまでに成長しました。現在、ハイブリッド車はトヨタのほぼすべてのモデルラインで提供されています。需要が特に強いのは欧州や北米などの市場で、自己充電ハイブリッド車は、電動化に向けた現実的で負担の少ないステップとみなされることが多いようです。

そして最後に豊田氏は、「あらゆる選択肢を検討し、あらゆる方向に取り組むべきだ」と述べており、「企業として、私たちが戦っているのは二酸化炭素だと一貫して言い続けてきました。」と締めくくりました。

昨年同氏は、長期的に見ても完全な電気自動車は世界販売の30%を占めるに過ぎないと示唆して話題になりましたが、EVのみの未来への突然の移行により、550万人の日本の雇用が危険にさらされる可能性があるとも警告しています。

現在世界のトップブランドでも、EVの販売が苦戦、どのブランドも計画を修正し、現在開発中のBEV専用モデルにさえ、ICE搭載バージョンを導入するなど急な方向転換を強いられています。10年前には、2030年には世界の車がほぼEVモデルになると予想する人もいましたが、その予想は脆くも軌道修正されることは間違いないでしょう。

>>最新作「bZ3X」は中国も驚く超コスパBEV。トヨタの最新電動モデルを見る

(終わり)

(写真:トヨタ)

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