【他人事じゃない】26年4月1日運用開始の「自転車の反則金制度」。ドライバーが知っておくべき点と注意すること【まとめ】

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（これまで通り）ドライバーが気をつけるべきこと

自転車の反則金制度による交通環境の変化に対して、とくにドライバーが注意すべきは、自転車の側方通過と左折時の巻き込み事故です。

こうした事故を防ぐためには、自転車の側を通過する際に、安全速度まで減速することや安全な距離を確保することが大切です。特に、大型車は速度によって風圧や通過後の負圧が発生するため、自転車が転倒などを起こさないよう配慮も必要となります。

左折巻き込み事故に対しては、車道端を走行する自転車に注意を払うとともに、これまで通り歩道を走行する自転車にも注意が必要です。

自転車の歩道走行が違反対象となっても、自転車通行可能な標識などがある歩道はこれまで通り走行できるほか、13歳未満または70歳以上の自転車ユーザー等は歩道の通行が認められるため、自転車がどこから現れても対応できるよう常に周囲の状況を把握することが求められます。

交差点を左折する際は、幅寄せによる巻き込み防止措置の徹底と、ウインカーによる早期の意思表示と後方確認の徹底が必須です。

もちろん、側方通過や左折時の巻き込みだけでなく、右折時に対向車の死角にいる自転車にも注意が必要です。

また、路上駐車したクルマから降りる際のドアの開閉は、確実に後方から自転車が来ていないことを確認するようにしましょう。

とはいえ、これらはクルマを運転するうえでの基本的なルールとマナーであることに変わりはありません。自転車の反則制度導入後は、こうした基本をこれまで以上に徹底する必要があると言えそうです。