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「ランクル70」新車で買えないなら中古は? そもそも古いクルマ購入で注意すべきことは?

「ランクル70」新車で買えないなら中古は? そもそも古いクルマ購入で注意すべきことは?

<ランドクルーザー70>

再販のランクル70はすでに納期が1年以上に

日本でもっともリセールバリューの高いクルマとして知られる「ランドクルーザープラド」が「ランドクルーザー250」へとフルモデルチェンジすることを発表したとき、ハードコアなクロスカントリー4WDとして名高い「ランドクルーザー70」の日本再販も発表され、大いに話題を集めました。

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<写真:ランドクルーザープラド>

<写真:ランドクルーザー250>

そんなランドクルーザー70は想像通りに引きの強いモデルとなっています。

2023年11月29日にモノグレード480万円で発売されると、はやくも納車まで年単位の時間が必要という話まであるほどで、昔ながらのクラシカルなルックスに魅力を感じてランドクルーザー70を買おうと思っても、そう簡単には手に入らないという状況のようです。

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旧型の中古車はどうか

だったら、昔のまま再販したモデルではなく、リアルに昔売られた中古車、いわゆる「旧車」を買えばいい! と思うかもしれませんが、注意すべきことがいくつもあります。

まず、旧車に限らず中古車というのは、一台一台のコンディションが異なります。

同じ年式であっても、大事に使われてきた個体とそうではない個体ではメンテナンスやリペアにかかるコストが大きく変わってくることは珍しくありません。

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旧車には安全装備は皆無

また、旧車とカテゴライズされる時代のクルマは、現代の基準でいうと安全装備が皆無といえます。

たとえば、AE86の型式で知られる「カローラ レビン/スプリンター トレノ」にはトラクションコントロールはおろかABSも備わっていません。

<写真:トヨタ カローラレビン>

<写真:トヨタ スプリンタートレノ>

1990年代の人気スポーツカーである「スカイライン GT-R」や「ランサーエボリューション」あたりになると駆動制御や曲がるための電子制御は充実してきますが、前方障害物を検知してブレーキをかける「衝突被害軽減ブレーキ」のような先進安全装備は備わっていません。

<写真:日産 スカイラインGT-R>

<写真:三菱 ランサーエボリューション>

そもそも1990年代初めの国産車にはSRSエアバッグさえ珍しい安全装備だったのです。

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旧車は衝突に弱い

ボディそのものの安全性能にも問題があります。

「旧車はAピラーが細くて視界もいいし、スマートだ」という評価もありますが、ピラーが細いということは正面衝突でキャビンを守る能力は低いことを示しています。

旧車と現在のモデルをオフセット衝突(クルマ同士が車体の中心よりズレた状態でぶつかる、正面衝突で最も多い状況)させると、明らかに旧車の生存空間が差をつけられるのは想像に難くありません。

先日「トヨタ ライズ」/「ダイハツ ロッキー」のHEV車において、ポール側面衝突試験(UN-R135)の認証手続きに不正があったことが問題となりましたが、電柱を模したポールにボディ側面をぶつける衝突試験が始まったのは2015年で、2018年6月以降の新型車に適用されています。

<写真:トヨタ ライズ>

それ以前のモデルは、こうした厳しい試験をクリアしていないボディということになります。

前述したようにABSもSRSエアバッグも備わっていないような旧車は、衝突時のリスクが大きいボディということになります。

また、横滑り防止装置や衝突被害軽減ブレーキといった安全機能がついていなければ、事故を起こすリスクも高まることになります。

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旧車は維持費が高い

さらにランニングコストも高くなります。

ご存知のように自動車税や自動車重量税を、13年以上経過したクルマに重課する「旧車増税」という残念な税制となっています。

現在の基準からすると燃費が驚くほど悪いことが多いのも旧車あるあるです。排ガスの浄化も今のクルマに比べると不十分で、旧車がアイドリングしている近くによるとかなり匂います。

環境負荷の大きさから旧車増税やむなしという意見を全面否定できないほど、旧車の環境性能はひどいレベルだったりするわけです。

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旧車の5つのウィークポイント

旧車のウィークポイントというのは以下の5つにまとめることができるでしょう。

・衝突安全性に劣るボディ
・事故防止につながる電子制御が皆無
・燃費性能が悪い
・排ガスのクリーン度が低い
・そもそも中古車は程度がバラバラ

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課題をすべて解決できるのが、新型ランクル70

しかし、トヨタが再販したランドクルーザー70を購入するのであれば、上記の問題はすべて解決できます。

<写真:ランドクルーザー70>

ボディの基本設計こそ昔ながらですが、丈夫なラダーフレームは安心感がありますし、先進安全機能「Toyota Safety Sense」も標準装備しています。

エンジンは尿素水を使って排ガスを浄化する最新の2.8Lクリーンディーゼルですから環境性能の問題もありません。

当然、新車で買えますからコンディションは一定なのは言うまでもありません。

「年単位で待ってでも、新車のランドクルーザー70がほしい」というユーザーが多いのも納得です。

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<終わり>

<写真:トヨタ、日産、三菱、ダイハツ>

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