【まとめ】ニューヨークショー2014・輸入車編
掲載 更新 carview! 文:川端 由美
掲載 更新 carview! 文:川端 由美
国産編の冒頭でフィールズCOOの基調講演に触れたフォードは目立った新型の発表はなかったものの、マスタングの50周年を祝うイベントを大々的に開催した。初代マスタングは1964年、ニューヨークで開催されたワールドフェアでお披露目された。50歳以上のアメリカ人なら、必ずと言っていいほど地球儀をかたどったオブジェの前で撮った家族写真があると言われるほどの盛況ぶりだったという。
50周年を祝う限定モデルは、ホワイトとブラックのボディカラーを用意。オプション満艦飾で、ブレンボ製ブレーキを装着した足回りに19インチのピレリPゼロを履き、助手席にシリアルナンバーが刻印される。
チーフ・デザイナーは、J・メイズの跡を継いでデザイン担当副社長に就任したモーレイ・カラム氏。フォードに20年以上も勤めており、自身も70年代のマスタング・オーナーであり、今回の50周年イベントにあわせてデトロイトから自走してきたという。驚くことに、兄はジャガーで辣腕をふるうイアン・カラム氏だという。
「ディテールでは、マスタングらしさを意識しました。一方で、エクステリアや内装の質感を作り込み、クラフツマンシップを表現したものとしました」
50周年モデルがマスタング・ファンの注目を集めたのに対して、一般の注目を集めたのは摩天楼を見晴らすエンパイア・ステート・ビルの86階にある展望台の上で行われたイベントだ。実はコレ、初代マスタングへのオマージュ的なイベント。初代がニューヨークでデビューし、その翌年に登場したコンバーチブルがまさに同じ場所に展示されたのだ。1930年代に建てられた古い建物なのでエレベーターが小さく、当時、苦肉の策で初代マスタングを3分割して86階まで運び、展望台で技術者が組み立てたという逸話が残されている。
今回、一回りも二回りも大きくなった新型をどうやって運んだかというと…特別チームを編成して、新型の部品が昔と同じサイズのエレベーターに入るか綿密に測定し、分解したパーツをエレベーターに乗せて搬送。当日、4月としては珍しい春の雪が降った中、わずか6時間で組み立てられたという。観光客でぎゅう詰めのエレベーターを乗り継いで上った展望台には、目に鮮やかなイエローのボディカラーのマスタングが鎮座していた。わずか54時間という限られたお披露目だったが、摩天楼の夜景とマスタングというアメリカらしい組み合わせは多くの人の注目を集めたに違いない。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん?
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
【SUVだらけでお腹いっぱい】世間に流されず自分らしい車を探し出すための、愛車の「因数分解術」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!