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GT-Rニュル開発レポ! 現地取材で見えた事…

開発主査の表情が一変する

そうした開発環境からは“家族的な”という形容詞が付く人の暖かみを感じるイメージがある。が、しかし、実際の現場は極めてシビアで水野氏の怒号が飛び交う事は決して珍しくないし、基本的に緊張感が漂う。

9月21日に開発ガレージを見学した時に、一足先に2012モデルを“アウトバーンで試してみて”と水野氏に言われ、僕は2011モデルとともに試乗に出た。いつものアウトバーン48号線を300km/h超で走る。相変わらず超高速域での安定性は世界屈指だと教えてくれる。2012モデルは2011モデルよりもさらに逞しく力も増していながら走り味にはよりしなやかさが増した。まさに進化を感じる。

しかしこの日、僕のひと言が水野氏を厳しい顔にさせた。この日の終礼で水野氏は皆の前で僕にこう聞いたのだ。

「まなぶさん、2012モデルどうだった?」
 「2011よりも大分良くなっています。しっかりした感じがあるし乗り心地も良いです」
 すると水野氏は続けざまに、
 「エンジンにはパワーアップを感じた?」
 「ええ」

さらに水野氏が聞いてきた。
 「2011と比較試乗しなくても判る?」
 「…。」

確かに比較したから判ったが、単体ではっきりと判るかと聞かれると悩ましいかも…と考えた一瞬で水野氏は、厳しく実験のテストドライバーに言い放った。
 「ほら、エンジンは明日もう一回テストし直して」

僕はスタッフの方になんだか申し訳ない…と思ったが、これも水野氏ならではの徹底したこだわりなのだ。

しかしそんなこだわりを、さらに強いものだと後に確信することになるとは思っていなかった。まだ、この時は。

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