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GT-Rカリスマ開発者・水野氏率いる台湾メーカーの力作SUVをサーキットで試した

サーキットでも安定した走りは流石の水野ブランド

肝心の走りだが、こちらにはビックリ。正直、FRのBMWが持つ直進状態から切り込んだ時のステアリングのシャープさや精度感、アウディほどの全体の剛性感、カチッとしたブレーキフィールはない。

だけどエンジンは「これが1.8Lターボかよ?」と思うほど下からトルクが出て、上まで爽快に回る。馬力にしてU6GTが32psアップの202psで最大トルクが32.6kgm、新たに追加されたU6GT220だと52psアップの222ps、最大トルクが33.6kgmってのは凄い。特に低回転の太り方は歴然で、旧型と比べるとエンジン排気量変わったでしょ? と思うほど。

実際、東名との共同開発でヘッド回り、ピストン、イグニッション、プラグまで全部新規開発で「変わってないのはエンジンブロックだけ」。その効果はデカい。

さらにビックリなのはFFとは思えない自然な走りだ。これまたボディは剛性を補強しているだけでなく、サスペンションはほぼ総取っ替え。正直、普通のFFミディアムSUVでフルパワーをかけてコーナーを立ち上がると、タイヤが腰砕けのようになり、驚くほどトリッキーなアンダーステアを発生するものだがU6はそれがない。全体にはアンダー傾向だが、「どこからタイヤ限界が出たの?」と思えるほど動きは自然。サーキットを全開で走っても恐くない。

それはブレーキもだ。当日のテストで全長約4.7kmのオートポリスを何10周もしているのに、小沢が乗り換えてもへこたれない。部分的な味ではまだまだ欧州プレミアムに足りないところは多いが、普通のFFターボのSUVでここまで安心してサーキットを攻められるとは思わなかった。

実際、水野さんの狙い所はそこで「欧米の2Lターボ4WDは500万円~600万円。だけどラクスジェンは300万円~400万円」。要するに欧米テイストのSUVを、台湾や中国価格で出すのが今回の成功の方程式なのだ。加え、台湾のIT技術は大したもので、今回のU6もスマホゲームのポケモンGOの如く、実写映像とバーチャル映像を合わせてモニターに映す新世代AR技術を搭載。これまた1つの台湾車アドバンテージとなる模様。

残念ながら当分日本での販売はないが、水野パワーが台湾や中国でどこまで通用するのか目を離せない。なにより数年後に出るはずの「水野パワー100%投入ラクスジェン」に早いとこ乗ってみたいものなのであーる。

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