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「世界で一番売れた」 新型フォーカスに試乗

もしや仏車と独車のイイトコ取り?

肝心の走りだが、フォードはあえて今どきのヨーロッパ標準とも言えるダウンサイジング系ターボ(エコブースト)を搭載してこなかった。代わりに用意したのは、その分素直な加速が味わえる2リッター直4ノンターボの最新型デュラテックエンジンで、ここはフォードの個性だ。

組み合わされるギアボックスはこれまた自慢の6速デュアルクラッチ式「パワーシフト」。一部ボルボも採用中でショックは少なく、シフトスケジュールもおだやか。

そしてデュラテックは直噴に加え、吸排気独立の可変バルブタイミング機構が付いているから、低速トルクはそれなりに太い。もちろんターボほどではないが、滑りの少ないギアボックスと相まって、ロスなくダイレクトに加速する。燃費もメーター読みだが、街中を流して最終的に14km/L台。高速を飛ばしてみなければわからないが悪くはなさそうだ。

そしてなんといっても走り味。今回は羽田空港周りを飛ばしてみたが、工事で荒れたアップダウンの激しい道でもリアサスがしなやかに付いてくる。

ストロークの深いシートは、最初に座って沈み込んだ形状のまま、本当に吸い付くようにお尻全体をサポートし、足回りはまさしくシトロエンやルノー顔負けの懐の深さ。

それでいてボディの剛性感や建て付けは、ドイツ車レベルでまさにイイトコ取り。ドイツ車のボディにフランス車のセッティングをしたような今までにない味わいだ。このまま高速を長距離走ったらさぞかし疲れず、楽しく走れるのだと予想できる。

確かにブランドイメージ的にはまだまだ。だが、シリーズ全体とはいえ、今や世界120ヶ国以上で展開され、VWゴルフ以上に売れるその実力は本物。定番ドイツ車は苦手、かといって個性のフランス車もいまひとつ…そういう方にはぜひとも試していただきたいクルマなのであ~る!

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