「世界で一番売れた」 新型フォーカスに試乗
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
ルックスはある意味、正常進化だ。フォーカス特有の有機的かつエッジの効いたフォルムがよりリッチに三次元化されている。
ボディサイズは全長×全幅×全高が4370×1810×1480mm、ホイールベースが2650mmとほぼ拡大。だが、実は全幅と全高が少し縮んでおり、微妙に扱いやすくなった。
印象的なのは造形そのものの進化だ。デザインキーワードは「ニューエッジデザイン」から「キネティック(動的)デザイン」へとなり、躍動感は倍増。フロントはグリルが上下2分割の大型台形となり、アウディやレクサスほどのアクはないものの、左右に大きな三角形まで備わってド迫力。だが、不思議と取って付けたように見えないのは美しい立体感の成せる技だ。
とにかくウネりというか、複雑に絡み合った造形は凄く、フロントノーズからくる大きな塊は、ボンネット上で別の塊と融合し、それはそのままサイドへ流れて、リアコンビの上でさらに別の流れと融合する。
まさに野生動物の筋肉のような躍動感で、カーデザインもいよいよ進化していると実感。ある意味、オーソドックスを貫く最大のライバル、VWゴルフとは対極的。まさしくチャレンジャーのデザインだ。
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