【車を買うなら年度末】は本当？ 安くなるケースもあるが、時間切れや、逆に高くなるリスクもある

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軽自動車は4月2日～の登録で自動車税が浮く利点も

自動車税および軽自動車税における税制上のメリットも3月にクルマを購入する理由としてよく挙げられます。

普通車にかかる自動車税の場合は月割制度があるため、いつクルマを購入したとしても当年3月までの自動車税が購入諸費用に含まれます。

そのため3月に普通車を購入すれば当年分の自動車税は支払う必要がなくなります。

ただし車両購入代金を自動車税分だけ安く抑えることはできますが、あくまで購入年度の自動車税を支払う必要がないだけで、翌年度の自動車税は通常通り支払う必要があります。

それまで乗っていたクルマに関しても収めた税金は月割で還付されるため、実のところ自動車税の支払い総額自体はいつ購入しても変わることはなく、メリットはほとんどありません。

しかし軽自動車の場合は話が変わります。軽自動車税は月割りの制度がなく、1年分の税金の支払い義務があるのは4月1日時点でのクルマを所有している場合のみです。

そのため軽自動車を3月に登録をすると、翌年度の軽自動車税を1年分丸々支払わなくてはなりませんが、4月2日以降に登録をすれば当年の軽自動車税は支払う必要がなくなります。

軽自動車の購入に関しては、3月よりもむしろ4月2日以降の登録とした方が税制面ではお得です。

しかし4月登録として軽自動車税を浮かせるよりも、商談による値引き額面の方が大きいため、3月登録がお得といえるでしょう。

ただし、年度末は登録業務をおこなう陸運局も繁忙期であり、混雑具合によっては登録手続きが遅れることもしばしば起こります。

年度末の購入は納車遅れなどのトラブルが生じるリスクもあるのです。