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BMW新型X3はスポーティさと快適性の好バランスでライバルを凌ぐ

BMW新型X3はスポーティさと快適性の好バランスでライバルを凌ぐ

BMW X3 xDrive20d Mスポーツ

スポーティさと快適性を高次元でバランス

パワートレーンの秀逸さもさることながら、磨きをかけたシャシー性能にも驚かされた。タイヤがなめらかに転がっていく感覚、スムーズなサスペンションのストローク感など、すべてが洗練されている。背が高く重量もあるSUVでしかるべく操縦安定性をもたせると、乗り心地はちょっと硬めになるのが常。ましてやBMWは駆け抜ける歓びが身上なので初代X3などはガチガチといったところだったが、今回試乗したX3はスポーツサスペンションと245/50R19のランフラットタイヤを装着するM Sportながらいやな硬さを感じさせない。

ちなみに試乗車はアドバンスポーツZ.P.Sを履いていた。ヨコハマタイヤがBMWに標準装着されるのは初めてのこと。他と比べたわけではないので断言はできないが、今回の試乗では十二分なしなやかさと静粛性を備えていた。

ワインディングを元気に走らせればBMWらしい痛快なハンドリングが味わえる。ステアリングを切れば切っただけノーズが素直にインへ向き、狙ったラインをぴたりとトレースしていく。タイトコーナーでもクルリと回り込んでいく感覚があってSUVだということを忘れてしまうほどだ。

ポルシェ・マカン、ジャガーFペイスあたりが、スポーティさではライバルとなるが、一体感の高さ、しっとりとしていていつまでも走りたくなってしまうステアリングフィールの良さなどはBMWならでは。一度このハンドリングを味わってしまうと簡単には浮気できなくなってしまう。ただし、同日に5シリーズや3シリーズなども走らせたのだが、低全高ゆえにハンドリングで得られる歓びはより濃厚だということも再認識した。SUVの進化は凄まじいが、それでもまだセダン系に優位性があることはお伝えしておきたい。

それにしても近年のBMWの乗り味は洗練されてきわめて上質になった。その昔はスポーティさと引き替えに硬くてゴツゴツしていたものだが、そんな我慢はまったく必要なくなったのだ。逆に長年のライバルであるメルセデスは、スポーティ志向を採り入れてお互いが歩みよっているようにも思える。良きライバル関係で高めあっているからこそ、スポーティさと快適性を高い次元でバランスさせている。ドイツ以外のライバルの追い上げも激しいが、新型X3に乗ってみると、その実力の高さに改めて脱帽させられるのだった。

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