アウディのクリーンDE 北米で川端由美が試乗
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:アウディ ジャパン
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セドナを出て、一路、ゴールのラスベガスを目指す。今度は、灼熱の太陽が作り上げた乾いた赤土と奇岩がそびえる不毛の大地が延々と続く。観光案内に「いまだにインディアンとカウボーイの国」と書かれていたが、まさかこれほどまでとは思っていなかった。ゴーストタウン、忘れ去られた牧場の跡地、錆びきった貨物列車の隊列といった景色が続く道を走り抜け、やっとラスベガスの街に着いた。
ラスベガスでは、日本に導入予定の「Q7 3.0 TDI(ULEV仕様)」のステアリングを握った。2295kgの重量を誇る「Q7」では、A4やQ5と同じ最高出力240psでは物足りなく感じるのではないかと予想していたが、550Nmに強化されたトルクによって力強い走りっぷりを見せる。1600kmものマイレージを後にしても疲れなかったのは、巨大なトルクに支えられてゆったりと走るドライビング・スタイルがこの国の走行モードにあっているからだろう。
その実感は、データでも裏付けられた。「Q7 3.0 TDI」が7700kmを走破しての平均燃費は28mpg(11.8km/L)。カタログ燃費である22mpg(混合モード)に対して、実燃費は30%近く向上している。Q5はカタログ値が24mpg(混合モード)だが、今回の測定では32mpg。A4も、27mgpのカタログ値に対して、実測値36mpg、A3は、カタログ値33mpgに対して実測値45mpgと、いずれも優れた実燃費を記録した。
オバマ政権の誕生で急速にエコ・コンシャスに向かうアメリカでは、小型車への移行やハイブリッド車人気が報道されている。しかし、“本当のアメリカ”を走ることで、走行環境によっては小型車に乗り換えられない人もいることを知った。単に燃費のいいクルマというだけではなく、アメリカンV8のオルタナティブとしての走行性能と合わせて、アメリカでディーゼルが普及する可能性を感じた旅だった。
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