シトロエンDS5、ディープな走り味は健在か?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
このDS5、その最大のポイントがボディ内外のスタイリングにあるのは間違いない。2005年のフランクフルトショーに展示された「Cスポーツラウンジ」なるコンセプトモデルに端を発するそれは、ステーションワゴンの変形といえるスポーティなプロポーションを持っていることから、かつてイギリスの高級スポーツカーなどをベースに仕立てられた狩猟用のワゴン、“シューティングブレーク”のイメージを備えるとシトロエンは主張する。
たしかに、高めに設定されたウェストライン上に、上下に薄いウィンドーグラフィックを持つ細長いキャビン部分が被さるプロフィールはスポーティであるのに加えて、フロントフェンダーからAピラー後方に掛けて走るサーベルと呼ばれるメッキのラインが独特の雰囲気を醸し出す。シトロエンが主張するとおり、どのクルマにも似ていないこのエクステリアと、フレンチラグジュアリーを謳うインテリアが、DS5を鮮烈に印象づける。
ところが、そのボディの内側にあるメカニズムを言葉で表現してみると、意外なほど普通のものになる。前記のとおり金属スプリングを用いたサスペンションは、フロントがストラット、リアがトーションビームと、比較的小型の前輪駆動系モデルの典型といえる形式だし、パワーユニットもC4やDS4と基本的に同じ1.6リッター直4直噴ターボエンジンをフロントに横置きして前輪を駆動するという、近年ではごく一般的なものだ。
シトロエンの名に特別な何かを期待する傾向の強い古くからのシトロエンファンには、たしかに物足りないものを感じさせるスペックではある。しかし実際に走らせてみると、DS5はスペックからだけでは想像できないものを感じさせてくれたのだった。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トヨタ「新型ラージSUV」まもなく登場 超オシャレな「豪華ブルー内装」も採用! 17年ぶり復活の「エステート」 内装の特徴は?
シリーズ最強、VWのEVワゴン『ID.7ツアラー』に340馬力の「GTX」仕様…予約受注を開始
商用車マニアは「黒い無塗装」バンパー好き多し! 日本の「おしゃれなデュカト」にこれじゃない感!!
ホンダCR-Vをベースとした新型燃料電池車が米国での生産を開始。日本での発売は今夏を予定
F1カナダGP FP1:ウエットからドライに変わったセッション。トップはノリス、フェラーリの2台が続く
パフォーマンスEVのヒョンデ『アイオニック5 N』に乗れる!…A PITオートバックス京都四条
フォルクスワーゲンの新型キャンピングカー「VW カリフォルニア」登場!新世代ブリは新たな時代を迎える
宮田莉朋、ル・マンのテストデーでトヨタGR010ハイブリッドをドライブの可能性。エントリーリストに記載
角田裕毅のRB残留決定にホンダ・レーシング渡辺社長もコメント「世界の舞台で活躍する選手であり続けることを期待」
高速料金が“最大半額”に!? 「めちゃ安くなるのサイコー」 新「平日朝夕割引」の対象エリアは? 新ETC割引に対する反響いかに
1970年代「スーパーカーブーム」はなぜ盛り上がり、そして衰退したのか? 当時の子どもはもう50代? “夢のクルマ”の興奮をもう一度
高槻市営バス、70周年記念でレトロカラーバス展示や記念トミカを販売…スルッとKANSAI バスまつり 6月9日
【写真でチェック】ミニ「エースマン」発売 絶妙サイズで都会のおしゃれ層に刺さるか?
【77台限定】ドラレコまで標準装備して5万円安い!? フィアット「500X」に特別仕様車登場
モデル末期のスバル「フォレスター STIスポーツ」 買うなら新型を待つべき?
【世界で首位も】イタリアのサソリこと「アバルト」が日本で人気の不思議。理由は独自の“ホビー感”
今秋導入のジープ「アベンジャー」公開 ヤリスクロスと同サイズでガソリン仕様も欲しいぞ!
【日本にピッタリ】MINIの“オシャカワ系”クロスオーバー「エースマン」発売! LBXなどのライバルに
【858万円】650psのハイパフォーマンスEV ヒョンデ「アイオニック5 N」発売
異色のハイブリッドと内外装変更。マイチェンと呼ぶには見どころ多めな新型「ポルシェ911」まとめ
【70年の歴史で初】コルベット E-Ray発表。6.2L V8+モーターでマッスルカーも電動四駆の時代に