【比べてみた】フロンクスとWR-V。装備かコスパか、スタイルか広さか…購入ポイントまとめ
掲載 carview! 文:編集部 70
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最後に装備と価格です。
フロンクスは、「デュアルセンサーブレーキサポートII」や電動パーキングブレーキの採用により、全車速追従式&停止保持機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)を搭載し、車線維持支援機能(LKA)も装備するなど、スズキの先進安全装備の最新スペックを余すことなく載せてきた印象です。
一方でWR-Vは「Honda SENSING」を搭載するものの、30km/h以上ではACCがキャンセルされる旧世代のものです。筆者的には、高速道路での渋滞時など「ACCが欲しい!」と思う時に使えないもどかしさを感じてしまうので、装備に関してはフロンクスが一歩リードといったところでしょうか。
また、フロンクスは9インチナビが標準装備なのに対し、WR-Vはナビレス仕様なので必要なユーザーはオプションで装着する必要があります。「ナビはスマホで十分!」と割り切ればコストを抑えられますが、ナビは必須と考えるならこの辺りも予算に組み込んでおく必要があります。
フロンクスの正式価格はまだオープンになっていませんが、各所の情報を総合しつつ期待感を込めて見積もると、FFモデルで250万円前後、4WDモデルで280万円前後といったところでしょうか。
一方のWR-Vの各グレードの価格は以下の通り。
<WR-V>
X:209万8800円
Z:234万9600円
Z+:248万9300円
「コスパ、コスパ」と言われていますが、WR-Vも「これで十分」という最低限の装備は付いていますし、クルマの値段がどんどんと上がる中、色々と割り切ることで200万円前半という価格を実現してきた点は賞賛に値します。むしろ高機能化・高価格化が進む現代車へのアンチテーゼと言ってもいいかもしれません。
しかしながらフロンクスも、(前述の予想価格通りになれば)WR-Vの売れ筋「Zグレード」にナビを付けるとそこまで大きな価格差は見られなくなるのは、スズキの面目躍如と言ったところでしょう。
いかがだったでしょうか? 最後は「何を重視するか」に尽きてしまいますが、フロンクスというまた1つ気になる存在が現れたという点で、激戦のコンパクトSUVマーケットがますますの盛り上がりを見せそうです。
(終わり)
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