【アウディがスランプ脱出】テスラや欧州ブランド検討層が注目。「A6 eトロン」の完成度とコスパ
掲載 carview! 文:木村 好宏 30
掲載 carview! 文:木村 好宏 30
コックピットは、Q6 eトロンと同じ4つのスクリーンで構成されており、11.9インチのバーチャルコックピットとオプションの14.5インチのタッチスクリーンを組み合わせたMMIパノラマディスプレイをはじめ、オプションで10.9インチのフロントパッセンジャーディスプレイやARヘッドアップディスプレイも用意されている。
室内の素材やスペースレイアウトも印象的で、ディスプレイ、操作系、サーフェイス、装飾を含むインテリア全体が高品質に仕上げられている。また、オプションのパノラミックグラスルーフは液晶技術によって透過率を変化させることが可能だ。
ホイールベースは2.95mで後部座席でも足元には十分なスペースがある。アバントのトランク容量は通常502リッター~最大では1422L、スポーツバックでも最大1330Lで実用性に劣ることはない。またフロントフード下のスペースは27リッターで充電ケーブルや小物の収納スペースを提供する。
A6 eトロンはPPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)が採用されており、800Vの電源システムで超高速充電が可能である。ベースモデルはグロス容量83kWh、他のバージョンではグロス容量100kWの電池が搭載されている。
A6 eトロンは当初、270kW(367PS)の後輪駆動、と370kW(503PS)を発生するクワトロ(四輪駆動)の「S6」が販売される。ダイナミック性能はS6が0-100km/h=3.9秒、最高速度は240km/h。A6 eトロン パフォーマンスは5.4秒、210km/hと発表されている。
電気自動車であるA6 eトロンにも、アウディの伝統的なドライビングダイナミクスは継承されていた。オプションのエアサスペンションはSUVの兄弟モデル「Q6 eトロン」よりもやや硬めでスポーティに調整されており、コーナーでは一層シャープで軽快な動きを提供する。
S6はもちろんのこと後輪駆動のA6でさえも、精緻なステアリング特性によってワインディングロードでの敏捷性に驚かされた。ダイナミック、バランス、そしてコンフォートの3つのモードにより、スポーティなハンドリングも快適なハンドリングも楽しませてくれる。ダイナミックモードではタイトなコーナーではリアがわずかに外側に押し出されるが、常にコントローラブルだ。
日常の使用では、道路の凹凸が十分にいなされるバランスモードが理想的な選択となる。アウトバーンでもA6 eトロンは安定しており、長距離ドライブでも余裕をもってリラックスした運転を楽しむことができた。
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