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シエンタ人気続く、イグニスも好発進【ボディタイプ別売れ筋・3月】

セダン:トップ3をトヨタ車が独占

セダン市場は全体で2万5042台。市場シェアは前年に比べて2.4ポイントダウンとなる8.1%で、落ち込みはもっとも大きかった。この市場はこのところニューモデルの数が少なく、販売上位モデルの顔ぶれの変化も少なくなっている。

首位は「トヨタ クラウン」で登録台数は5655台。前月比で57%伸びており、乗用車全体の平均値を上回る伸びを示した。2位は「トヨタ カローラ」。こちらも前月比75%増と調子がいい。3位は前月比58%増と伸びた「トヨタ プレミオ」で、セダンのトップ3をトヨタ車が占めた。

一方、4位の「ホンダ グレイス」は前月比1.3%減の1333台にとどまった。微減ではあるものの、最需要期であることを踏まえると、もう一歩の伸びが欲しかったところ。順位は3位から4位へと転落した。5位には1048台が登録された「スバル WRX」がつけた。2ヶ月連続の5位入りだが、このうち14%を限定車の「S207」が占めている。なおWRXとわずか22台差で「マツダ アクセラセダン」が迫った。

なお3月にはセダン市場に、燃料電池車の「ホンダ クラリティ FC(フューエル セル)」が加わった。当面は自治体や企業向けのリース販売だが、“究極のエコカー”と言われる存在だけに普及動向を引き続きチェックしていきたい。同じく燃料電池車の「トヨタ MIRAI」と合わせると、3月は60台の燃料電池車が顧客の元へと渡っている。

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