ゴルフGTIピレリ試乗!最も運転が濃いゴルフ
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
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ゴルフと言えば、コンフォートラインやトレンドライン、さらにはGTIやR32などのモデルが存在するが、このGTIピレリはゴルフのなかで最もスポーツ性を意識したモデル。このように書くと、R32は?と思う方もいるだろう。確かにゴルフを4輪駆動化して、ハイパワーエンジンを搭載したR32の走りのレベルは高い。だが、それは長距離を疲労度少なく安全に走れるグランドツアラーとしての乗り味を追求した結果のパッケージであり、走りの楽しさを第一に追求したクルマではない。
運転を楽しむというスポーツ性においては、ゴルフGTIがその役目を担っており、今回のGTIピレリは、その名の通りGTIをベースに性能を向上させたクルマ。だからこそゴルフのなかで、いやフォルクスワーゲンのラインナップのなかで、最も運転を楽しめるクルマというキャラクターを持つのだ。
GTIに対する変更点は多岐に及び、まずは足元。17インチを装着したノーマルGTIに対して、専用ホイール採用の18インチのピレリP ZEROタイヤを装着する。これに専用チューニングが施された足回りが組み合わされる。これだけでハンドリング特性はシャープになっていそうだ。加えて外観は、フロントマスクやリアマスクさらにはサイドスカートなどのエアロパーツが付き、GTIをより一層引き締めた印象を受ける。さらに内装にも、GTIとの差別化が施されている。注目はシートデザインで、タイヤが走ったような跡があるといえばよいだろう、タイヤのブロックパターンがシート表皮に刻まれている。そして変更点の極めつけはエンジン。
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