シューティングブレーク試乗。CLSは新境地へ

シューティングブレーク試乗。CLSは新境地へ

■非常に魅力的なラグジュアリー・クルーザー [6/6]

結論としては、シューティングブレークは優れた実用性を備えた、非常に魅力的なラグジュアリー・クルーザーである。メルセデスは新しいプレミアムカーを生み出すことに、再び成功したと言えるだろう。4ドア・クーペと同様に、シューティングブレークも多くのフォロワーを生む可能性は高い。しかし2台を乗り比べた結果、AMGバージョンよりCLS500の方が、走りだけで言えばバランスが良いと感じたのも事実である。

しかも価格はCLS500が8万4966ユーロ、CLS63AMGは11万7512ユーロ50セントで、その差額はAクラス1台分に相当する。しかしAMGバージョンの価格には、車高調整システムやバイキセノン・ヘッドライト、ディストロニック、パワーシート、シートヒーター、レザーステアリング、バング＆オルフセンのサウンドシステム、パワーテールゲートなど、あらゆる装備が含まれているので、むしろお買い得かもしれない。※写真はCLS63AMGシューティングブレーク