最新シューティングブレークの高性能グレード、VW アルテオン RとメルセデスAMG CLAによる異種格闘技の結果は?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 107
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●パワートレーン
アルテオンは1718kgの空車重量に対して320馬力の最高出力と420Nmの最大トルクを発生する4気筒ターボを搭載する。このスポーツエンジン(EA888 evo4)は「ゴルフ GTI」で定評があり、アルテオンの0-100km/h加速は7速DCTと4モーション(4WD)の組み合わせで4.9秒、最高速度は270km/hに達する。
CLAに搭載されているAMGチューンの2リッター4気筒ターボ(M260)最高種出力306馬力、最大トルク400Nmを絞り出す。組み合わされるトランスミッションは7速DCTで、4マチック(4WD)を搭載、0-100km/h加速はアルテオンと同じ4.9秒だが、最高速度は250km/hでリミッターが介入する。
「R」も「AMG」も共にスポーティグレードだけにエンジンのピックアップは鋭く、スロットルに敏感に反応する。2リッターで300馬力を超える高出力にも関わらずターボラグとは無縁で非常に調和のとれた回転上昇と豊かなトルクが感じられる。エグゾーストサウンドはAMGの方が加速時は勇ましいが、クルージングに入ると問題のないレベルに抑えられている。
●シャシー
サスペンション形式は共にフロントがストラット、リアがマルチリンク。アルテオンもスポーティなセッティングだがCLAの方がやや硬めで、ホイールベースが長い分だけアルテオンのコンフォート性が上手だ。それにも関わらずハンドリングはクイックでCLAに勝るとも劣らない。
一方で全長が18cmも短いCLAはまさにコンパクトなスポーツGTで、ワインディングロードを走らせるとややリア駆動寄りの4WDセッティングのお陰でドライバーと一心同体になったようで楽しい。
両モデル共にオプションの先進運転支援機能(ADAS)、特にACC(アダプティブクルーズコントロール)のお陰で、渋滞時はストレスフリーの運転モードでリラックスした時間を過ごせる。
●結論
今回の比較テスト車は、ボディサイズではなくパワーと価格とのバランスで選択した。その結果、コンパクトモデルに属するCLAシューティングブレークはミドルクラスのアルテオン シューティングブレークに対して不利な戦いを強いられた面は否めない。
しかし、パワフルなターボエンジンとキビキビとスポーティなハンドリングは車格というハンディを克服。日本ではコンパクトなサイズによる取り回しの良さや、なによりスリーポインテッド・スターとAMGのロゴがオーナーの満足度を上げるに違いない。
一方、アルテオン シューティングブレークは落ち着いたデザインと使いやすいインテリア、そして端正な仕上がりがクラスレスな魅力をもっている。試乗した「R」はそれに加えてスポーツツアラ―としての性能も持ち合わせていた。よって、オールラウンドな使い方を考えれば今回はアルテオン シューティングブレークの方が間違いのない選択ということになるだろう。
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