新型フォレスター試乗 “ターボ無し”で走りはどうなのか?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:SUBARU
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新型に備わった新機能のうち、あらかじめ顔を登録した最大5人のドライバーが運転席へ乗り込んだら、そのドライバーが前回乗った際のシート位置やドアミラー角度、エアコンの設定が再現されるドライバーモニタリングシステムは秀逸。ドライビングポジションは他の多くのクルマでも記憶させることができ、スイッチひとつで再現できるが、そのスイッチのひと手間が省けるし、夫婦で温度設定が異なることが多いエアコンの設定を記憶してくれるのは親切だ。温度のみならず、常に正面と足元の2ヶ所から冷風を出したい私の細かい好みまで記憶してくれるクルマは初めてだ。
センターパネル中央の赤外線カメラでドライバーの顔を認識している。iPhoneXが顔認識でロック解除が可能となったように、顔認識の精度が上がったから可能となったのだろう。本来はドライバーの目を検知し、居眠り運転やよそ見運転に対し警告を出すのが目的のシステムだが、せっかく技術的に可能なのだから人を識別して便利機能も再現しようということ。どうせならオーディオの好みも記憶してもらって、月~金の午前11時になったらたとえ他の何を聴いていてもニッポン放送の人生相談にチューニングしてほしい。
まとめると、新型フォレスターの見た目の変化が小さかったことは気にならなかった。従来型のデザインが古臭くなっていたわけではないし、車体中央へ向かって食い込んでくるデザインのリアコンビランプをはじめ、よく見ればディテールは結構異なる。半面、ターボエンジンがラインアップからなくなったことに対する寂しさは、2.5リッターに乗っても2リッターハイブリッドに乗っても埋まらなかった。歴代のターボ車の販売比率はさほど高くなかったという説明を受けたが、ターボ車の存在がフォレスター全体のスポーティーなイメージ構築に貢献していたのではないだろうか。ターボを落としてハイブリッドを追加する判断はより広い客層から新たなファン獲得を狙ってのことだろうが、”フォレスターのスバリスト離れ”にも見える。これも正解か不正解かがわかるのは数年後のことだ。
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