メルセデス・ベンツAMG GTがワールドプレミア

メルセデス・ベンツAMG GTがワールドプレミア

エモーションを喚起するコックピットも自慢　[4/4]

車両の詳細はすでにお読みになったと思うが、この晩、あらためてチーフデザイナーのゴーデン・ワーゲナーから聞き及んだのはインテリア、センターコンソールの仕掛けだ。V字型のメッキフレームに左右4個の丸形スイッチが並んでいるが、これはV8エンジンを象徴しているのだという。まあ、ちょっとしたシャレだが、こうした余裕がクルマに話題性を持たせ、エモーションを喚起、面白くするのだ。

また西海岸のカールスバートでクリエイティブ・ディレクターとしてスタジオを指揮するフーベルト・リーは「インテリアは特に力を入れた。というのも沢山のHMIをダイムラー／メルセデスから移植が可能であり、機能とデザインで同じシュツットガルト産のスポーツカーには出来ないフレア（流麗さ）を持たせることができた。そして、“これこそが我々の強み”」と自信満々だった。

こんなフリートークを楽しみながら、あっという間に夜がふけていったのである。最後になったが、このAMG GTのロードテストの報告は、11月中旬までには皆様にお届けできることを約束しておきたいと思う。