掘り出しモノを発見！ プジョー×HEAD試乗

個性派3008は実に狙い目

翌日の帰りは一転して2010年デビューの新世代クロスオーバー、3008プレミアム。正直、約1年ぶりの試乗で、「割といい印象だったな？」ぐらいだったんだけど、これがマジで好印象。ぶっちゃけ、508よりも良かった。

心地良くもある筋肉痛の身体にむち打って雪道から乗り始めたのだが、まずサイズ感がメチャクチャいい。スペック的に横幅こそ1.8mオーバーとデカ目だけど、全長は4.4mｍ以下で、なんとVWゴルフより短い！ それでいて使い勝手は4.8m級のセダン、508に匹敵。厳密に言えば、リアシートとラゲッジは微妙に狭いんだろうけど、荷物は同等に載せられるし、後席の居心地も大差なし。

そして、なんといっても走り。乗り心地は、ヨコハマ「アイスガード iG30」とのマッチングもあるんだろうが、確実にしなやかで、それでいて全長の短さもあって、思ったより軽快に曲がる。車高の高さも走り的には気にならない。インテリアのクオリティは厳密に言えば508の方が上だけど、いわゆる昔のRV的しょぼさとは無縁。デザインもオリジナリティがある。

この使い勝手と見た目のインパクト、加えて300万円台の値段はマジで悪くないと思った。イマドキ3シリーズやCクラス買ってもラクに400万円はオーバーする。だったらコレは結構アリなんじゃないだろうか。発表後しばらく経つんで、値引きも期待できるだろうし（笑）

それからスキードライブだけど、驚いたのは距離と時間。帰りは上信越～関越経由を選んだのが、長野ICまでの下道が約50キロと短かっただけでなく、関越の東京入り口までも確実に近い。練馬まで3時間とかからず、大田区まで3時間チョイだった。

そう、最近ではクルマはもちろん、スキー自体も、高速環境もやたらラクになってんのよ！ 1000円高速は無くなったけど、道もゲレンデも空いてるし、家族と仲間で行けば確実にリーズナブル。振り返ればかなーり進化しているナウなスキー＆ドライブing。復活させる価値アリかもよ？