掘り出しモノを発見！ プジョー×HEAD試乗

F1のテクノロジーをスキーに転用!?

昼過ぎには八方尾根に到着。最近の高速道路はかなり整備されてて、行きは中央道～長野道経由で「豊科IC」まで行ったのだが、関越～上信越経由で「長野IC」という別ルートもある。結果、4時間弱でかなり近く感じた。

肝心の八方だけど、平日＆最近のスキー不人気でゲレンデが空いてること空いてること、リフト待ちなんて皆無！ ただ、逆にその分、狙う人ってのはいるもんで、外国人客が非常に多い。最近の円高もあってこれでも減ったようだけど、特に夏冬シーズン真逆のオーストラリアから来る白人系が多くって、永遠の80年代ノリスキーヤーとしては、隔世の観あり。昔、スイスのマイナーなスキー場に行ったことがあるけど、ちょっと似た感じ。元々白馬＆八方方面はヨーロピアンなムードがあったけど、ますますそうなっている。

それから本当のビックリは、HEADの最新スキーラインナップだ。当然フリースキー用からショートターン向け、ロングターン向けなどのスタイル別に分かれてて、どれも10年くらい前から常識になってるカービングスキー。昔みたく身体のヒネリを必要としない、体重をちゃんとかければ曲がってくれるスキーで、ラクチンはラクチン。

それより一部のHEADスキーに付いてた『KERS』テクノロジーってヤツよ。どっかで聞いたネーミングと思ってたら、本当にF1のハイテク電気アシストから取っていて、スキー滑走中の微振動を圧電ファイバーが電気エネルギーに変え、推進力に変えてくれる！ という驚きのシロモノ。理屈としてはターン後半に板を硬化させて力を逃がさない、ってことらしいんだけど、本当の意味でカービングを使いこなせてない不肖小沢。良さを実感するまでには至らなかったんだけど、とにかくターンのキレがいいのは事実。

板も昔みたいに長くなくって超ラク。クルマもそうだけど、数年経つとスポーツアイテムってしっかり進化してんのよねぇ。その分、俺が年を取ったとも言うワケだけど（苦笑）