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マクラーレンの高性能ロードカー、セナを日本初披露。0-100km/h加速2.8秒

今年のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされた、マクラーレンの高性能ロードカー「セナ」が日本で初披露された。生産台数は500台限定で、価格は67万5000ポンド(約1億円)。今年10月から英国サリー州ウォーキングのマクラーレン・プロダクション・センターにおいて手作業での組み立てが始まるが、すでに完売済みだという。

最高出力800ps、0-100km/h加速は2.8秒

「公道でも走れる、マクラーレンの究極のサーキット仕様モデル」として、同社ラインアップの最上位“アルティメットシリーズ”に位置するセナは、最高出力800ps、最大トルク800Nmを発揮する4.0L V8ツインターボエンジンを搭載。トランスミッションには7速DCTが組み合わされ、0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/hは6.8秒、0-300km/hは17.5秒というパフォーマンスを誇る。カーボンファイバー製のシャシーとボディパネルによる超軽量構造によって乾燥重量は1198kgに抑えられ、パワーウエイトレシオは約1.49kg/psを実現している。

デザインは空力性能を最優先

マクラーレンのデザイン哲学「フォルムは機能に従う」を表現したデザインは空力性能が最優先され、複雑な形状のエアロダイナミクスパーツによって構成される。特に重要な役割を担うアクティブ・フロント・エアロブレードとスワンネック型のアクティブ・リア・ウイングが継続的に作動することで、制動距離の短縮、250km/hで800kgに達するというダウンフォース、トラクションの向上、空気抵抗の抑制、空力バランスの微調整を可能にしているという。

軽量化にも寄与する機能的なコックピット

コックピットはインテリアパーツの総重量が60kg未満という通り、トリムによる装飾を減らしたカーボンファイバー剥き出しのエリアが目立つ機能的な造りに。ヘリコプターの操縦席から得られる360度の視野に発想を得たというガラス張りのドアは、デザイン上のアクセントとともに視認性を向上させている。また、ドライブ、ニュートラル、リバースを選択するモジュールはドライバーシートに固定されており、シートを移動しても操作部分が常に手の近くにあるように考慮された。


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