新型Aクラスの完成度に世界中のメーカーが注目している
掲載 更新 carview! 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office
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新型は、全体の60%に高張力鋼板を使用したほか、アルミニウムも多用することで、従来比で10%の軽量化を果たした新開発ボディを採用。ボディサイズは全長4419mm、全幅1796mm、全高1440mmで、先代より120mm長く、16mm幅広く、7mm背が高い。ホイールベースは2729mmで、先代比で30mm長くなっている。
シャシーは、フロント・アクスルが先代をベースに改良を加え、軽量化や新しいベアリングのセットアップなどにより、優れた快適性と俊敏なハンドリングを実現したマクファーソン・ストラット。リアは新開発のトーションビーム式と4リンクの2種類で、4リンクは高出力エンジン搭載モデルと4WD車に使用される。オプションでアジャスタブル・ダンパー(リア4リンク車のみ)も選択可能だ。
エクステリアは、「センシュアル・ピューリティ」のフィロソフィをさらに深く掘り下げ、よりシンプルな線でよりスポーティなプロポーションを表現している。チーフ・デザイナーのゴーデン・ワーゲナー氏は、「ニューAクラスは、ホットであると同時にクールです。先代モデルと同様に、デザインを新しい時代に導くポテンシャルを持っています」と語っている。また彼は、デザインチームに「気に入ったなら、ラインを1本消しなさい。それでもまだ良いと思うなら、さらにラインを1本消しなさい」という指示を出し、スポーティで洗練されたアピアランスをイメージ化した。
全く新しいアプローチでデザインされたインテリアも、10.25インチの大型ディスプレイが2枚並べられたインパネや、精緻な造形のタービンルックのエアベント、新デザインの3スポーク・ステアリングホイールなどが、独自のモダン・アヴァンギャルド・ルックを演出し、もはやコンパクトカーの域を超えたラグジュアリー感を手に入れている。
パッセンジャー・スペースも拡大している。特に肩(フロント+9mm、リア+22mm)や肘周り(フロント+35mm、リア+36mm)が大きく広げられた。ラゲッジも開口部の幅が225mm広がり、開口部の形状もすっきり四角くなって使い勝手を改善。奥行きも115mm伸びて、先代モデル比で29L増の370Lの容量を確保した。
ニューAクラス最大のポイントは、ユーザー・エクスペリエンスである。このクルマには、1月にCESで発表された、AIを用いたコミュニケーション・システム“MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)”が初採用されるのだ。MBUXは、AIによる学習機能と高度なコネクティビティ機能により、音声入力や新開発の大型トラックパッドによる直感的な各種機能の操作、優れたグラフィック機能、通信機能を介した各種機能のアップデートなどを可能にしたものだ。
音声入力は、メルセデスが“自然な会話”と表現するだけあり、「ヘイ、メルセデス! 目的地を○○に設定してくれ!」といった感じで話しかけることで、目的地設定以外にも、メール送信や交通情報、各地の天候の確認、車両の各種セッティング、エアコンやアンビエントライトなどの操作が可能。Google HomeやAmazon Alexaといったスマートスピーカーを車載している感覚である。また学習機能により、ふだんの行動パターンから次の目的地や通話相手、ラジオの選局などを提案してくれる。
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