マツダSKY特集・第2弾 技術トピック一気に解説
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:マツダ、伏木 悦郎
掲載 更新 carview! 文:伏木 悦郎/写真:マツダ、伏木 悦郎
SKY-Gの排気系は4-2-1。エンジンから遠い集合点の後方にキャタリスト(触媒)を設置しているのだが、これだと冷間始動時の排ガス浄化が厳しい。触媒を素早く暖めて活性化させる熱源が得にくいからだ。そこで考え出されたのが、直噴ならではの燃料噴射技術の応用だった。
SKY-Gのピストンは、アンチノック性の高い山型形状の真ん中に丸いキャビティ(窪み)を持つタイプ。始動直後の冷間時は、触媒の早期活性化に必要な排ガス温度を得るために大幅な遅延燃焼(リタード)を行いたいのだが、そのままでは燃焼が安定しない。そこで直噴を活用してキャビティに流れ込むように燃料を噴射。点火プラグ周辺に成層混合気を生成させることで難関を突破している。
あちら立てれば、こちら立たず。排ガス規制が一段と強化されるようになった近年では、高性能化と環境性能の高次元な両立が難しくなっている。SKY-Gは他メーカーが妥協していた二律背反要件の克服に真正面から取り組み、ブレークスルーの発想で大きなコストを掛けることなく理想の内燃機関に近づこうとしている。SKY-Gは、この他にもシリンダーライナーの真円化によるフリクションの低減やオイルポンプの油圧可変化、動弁系の効率改善などによって機械抵抗損失の掘り起こしに余念がない。
“飛び道具”の華々しさには欠けるが、慣れ親しんだ内燃機関で環境・資源問題という高いハードルを越えようという行き方には共感を覚える。何を隠そう僕は大のICE(内燃機関)党。近頃はハイブリッドやEV、PHVなどの次世代エネルギー車への関心を深く持っているが、それは持続可能なモビリティを考えたら当然そっちの比率を高めるべきだと思うから。大半の人々がそっちに移行してくれたら一定量の内燃機関のスペースが生れる。どっちが良い悪いではなくて、エネルギーミックス&シェアの発想で進むほうが無理がない。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
新型デリカD:5・発売直前先取り詳報!
プロに聞いた「好きなクルマBEST3」あのとき買ってよけば良かった…と言わないために
高台から望む絶景と、旅に寄り添う心づかい「堂ヶ島ニュー銀水」【心を満たす温泉宿24選】
新型「RAV4」ついに発売!トヨタ初採用の技術詰め込んだ新世代SUV
日産が放つ新たな一台。NISMO特別コンセプトモデル初公開 東京オートサロン2026
LBXの魅力を格上げ!MORIZO RR専用カスタムパーツをラインアップ AIMGAIN
トヨタ 新型「GR GT/GT3」が走る!デモラン世界初披露へ 東京オートサロン2026
【25’ 12/15最新】レギュラーガソリンさらに安く、平均価格は4年ぶり150円台に
グーネット編集部がモビショーを練り歩き! 発売が待ち遠しい注目モデルに迫る
縦長グリル卒業へ!? 新世代モデルはデザイン一新!! ジャパンモビリティショー2025のBMW&MINIブース
シリーズ史上最高の反発力! ナイキ「ペガサスプレミアム」に新色が登場!! ブラウン基調の配色と“ミニスウッシュ”が目を惹く街履きにおしゃれな1足です
ホンダ新型「CR-V」公開に反響殺到! 「世界一かっこいい!」「ライバルよりイケメン」デザイン推しの声も! 「アコード」のエンジン&高性能4WD搭載する「最新SUV」がスゴい!
車高は低くても価格が高すぎ!? 「RS」投入で「ヴェゼル」の販売が好調…装備内容を考えれば「納得」の声
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
【アレがない衝撃】アウディ新サブブランドの「E7X」量産モデルが初公開! アウディ伝統“4つのリングが完全消滅”の新顔で2026年発売へ
【正式発売】トヨタ新型「RAV4」がついに登場! 価格は450〜490万円で“最大約64万円上昇”。月販3000台目標も早期完売の可能性濃厚か
「エクストレイル」改良後の売れ行きは? 中身は魅力的でも、ラインアップの弱さとライバルの新車ラッシュで苦境に陥る予感…
【軽自動車を全米で作る?】また“トランプ砲”に振り回されるかもしれない日本勢に提案したい「マンハッタン・ママチャリ計画」
【ついにニスモに6MTが来た】東京オートサロンで「フェアレディZ」マイチェン版を初公開!ドデカフェンダー装備のニスモ“新コンセプトモデル”も初披露
「ステップワゴン」が“特別仕様車効果”で販売好調。12月19日発売の「30周年記念車」で「セレナ」との差をさらに広げる!?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!