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09 アウディ RS6 試乗 大排気量セダンの意義

580psを完全に支配下に置く

改めて言うまでもなく、RS6の走りの世界を創り出している主役はその強力無比なエンジンだ。但し、それは決して気難しかったり獰猛だったりするわけではない。さすがアウディと言うべきか、躾けは完璧。そのフィーリングは理知的とすら感じられる。

発進の際にアクセル操作に特に神経を遣う必要は無い。いつもの調子で踏み込めばスッとトルクが立ち上がり、クルマは軽やかに動き出す。もちろん本当はこのこと自体、不自然ではあるのだ。何しろRS6、車重は2100kgもあるのだから。しかしそれをものともしない強大なトルク、粗さを見せない巧みなスロットルの制御、そしてパワーを余さず路面に伝えるクワトロが相まって、こうした至極自然な走りっぷりが演出されているのである。

その後もどこかで急激にトルクの山が訪れることはなく、580psを完全に支配下に置いた極上の気分でアクセルを踏んでいける。しかしフィーリングは一見平和でも、窓の外の景色の流れの速さに目をやれば、きっと実際の加速の凄まじさに気がつくはずだ。Dレンジで無造作にアクセルを踏み込むだけで、挙動を一切乱すことなく一瞬にして速度計の針は右半分にまで振れてしまうのだから、冷静に振り返ると空恐ろしさすら感じてしまう。

獰猛とすら評したくなるほどの速さを顔色ひとつ変えない涼しい顔で発揮する。憎らしいほどのパフォーマンスは、まさにアウディの頂点に相応しい。乗り手としては、ただひれ伏すしかない。

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