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プリウス、発売月に乗用車販売1位に【マーケット概況】

BMWがメルセデスに次ぎ2位に浮上

12月の外国メーカーの輸入乗用車販売は前年比13.6%減の2万9078台。外国メーカー輸入車の乗用車全体に占める割合は、10.4%(軽を除くと14.2%)だった。一方、日本メーカー輸入車は、前年比15.1%増の2992台。これは「スズキ S-クロス」と新型「スズキ エスクード」の貢献が大きい。

ブランド別では、メルセデス・ベンツが前年比11%減の6494台で首位をキープした。前年同月の実績こそ上回ることはできなかったが、クリーンディーゼル車のラインアップ拡充などの試みが顧客拡大につながった。BMWは、前年比6%減の5499台を販売し、2位に浮上。10月に実施された小型クロスオーバー「X1」のフルモデルチェンジなどが台数増に貢献した模様。また1月には新型「7シリーズ」の納車がスタートするので、これも今後プラス材料となる可能性がある。

3位はフォルクスワーゲン。排ガス不正の発覚後に販売台数を減らしており、12月の下げ幅は11月の32%から39%へと拡大した。アウディも29%減と落ち込んでおり、3ヶ月連続でBMWミニの後塵を拝している。このほかではボルボ(6位)とフィアット(8位)が好調で、ディーゼル車の拡充に力を入れているボルボは32%増、「500X」を投入したフィアットは34%増の伸びを示した。

1-12月の外国メーカーの輸入乗用車の累計登録台数は28万4471台で、前年を1.5%下回った。11月まではプラスだったが、フォルクスワーゲンとアウディ車の販売に翳りが出たのが全体にも響いた。ブランド別年間販売台数のトップ3は、1位メルセデス・ベンツ(6万5159台/前年比7%増)、2位フォルクスワーゲン(5万4765台/前年比19%減)、3位BMW(4万6229台/前年比1%増)の順となった。

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