中国が日本を“ロックオン”でBYDに続き「ジーカー」が上陸へ。先陣を切る2台はどんなモデル?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 215
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中国では一定の成功を収めているジーカーですが、日本市場で勝機はあるのでしょうか? ある業界関係者は次のように話します。
「ジーカーが日本進出を果たした場合、当面の間は年間1000台程度の販売目標になると思います。
これは日本の新車販売台数全体から見れば決して多くはありません。しかし、日本が『BEV不毛の地』であることを考えると、1000台販売できれば大健闘したと言ってよいでしょう。
ジーカーのラインナップを考えると、001はほぼ確実に日本へと導入されると思われます。中国では25万9000元(約550万円)からで販売されている001ですが、日本でも同程度の価格で販売されることになれば、テスラ『モデルY』などに対して価格面で優位に立てそうです。
また、高級ミニバンの009も注目です。
『アルファード』などに代表される高級ミニバンの人気が高い日本市場ですが、現時点ではBEVの高級ミニバンというものは存在しておらず、そういった意味で009は唯一無二の存在となりそうです。
もちろん、009の販売台数はごくわずかになると思います。ただ、車両価格も1000万円クラスになることが確実であるため、それでもビジネスとしては十分成り立つはずです。
おそらく、ジーカーはBYDのように多くの販売店を置くことはしないと思います。しかし、同じく吉利汽車の一員であるボルボの販売網を活用するなど、BYDにはない強みを活かしたビジネス展開をする可能性も考えられます。
そういった可能性を考えると、ジーカーはBYDと同じかそれ以上に、日本で受け入れられるかもしれません」。
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