アバルト124スパイダー試乗速報。ロードスターと走りはどう違うのか?
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:テクノメディア
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マツダ ロードスターは日本では1.5L自然吸気エンジンを搭載し、あえてアンダーパワーにすることで、原点回帰を目指している。しかし、フィアットは自前のアバルトチューンされた1.4Lターボをイタリアから送り込んできた。エンジンのトルクではマツダが150Nm、アバルトが250Nmと100Nmも差があるし、NAとターボという異なるキャクターなのでユーザーは迷うこともないだろう。
実際に乗ってみると意外なことに気がついた。アバルトのターボはチューンされているので、VWのTSIエンジンのように低速からフラットトルクではない。むしろターボ特有のタイムラグを感じる昭和風のターボなのだ。ブースト圧が高まるとグッと加速Gで背中を押される。この感覚は嬉しい。オプションのアバルトマフラーを装着すれば音もご機嫌で、絶対にこのオプションは装備したいところだ。
シートの出来栄えは完全にアバルトがいい。シート全体が身体にフィットするし、腰と背中のパッドは芯のある柔らかさを備えている。ロードスター・オーナーでもこのシートに変えたいはずだ。
エンジンのレブリミットは6500回転なのでこまめにシフトする必要がある。一方、参考テストした「マツダ ロードスターRS」はリニアで素直なトルク感だが発進加速は4000回転ぐらいまで回転を上げないと十分な加速力が得られない。ただし、普通に走るなら150Nmでも十分だ。ロードスターの0-100km/h加速は9.5秒、アバルト124スパイダーが8.2秒となった(富士スピードウェイ・P2で計測)。
燃費はJC08モード燃費で6速MTが13.8km/L、6速ATが12.0km/L。ただし、MTのモード燃費試験がいい加減なので(エンジンを回しすぎる)、MTは実燃費のほうが良くなる可能性がある。さらに言っておくと、ターボの燃費が悪いというのも都市伝説的なもので、未計測だが、250Nmの仕事ができるエンジンとして実燃費を測ってみれば決して悪くないはずだ。
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