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メーカーも唸る職人芸!オーテックイズムが炸裂

まさに“職人芸”

今回用意された4台のオーテックは、ねらっている方向性はどれもよく似ている印象だが、具体的に手を加えた内容は微妙に異なる。ハイパフォーマンススペックを冠する3台のボディ強化対策にしても、ストラットバーをボルトオンして一丁あがり…なんて単純なものでは全然ない。たとえば自慢のパフォーマンスダンパーの取り付け位置も、そして強化部材が追加されている位置も、当然のように車種ごとにちがっている。

この辺のセンスはまさに“職人芸”といったところで、どれもがロールを抑制したハードサスに扁平ハイグリップタイヤを組み合わせているのに、鋭い突き上げやワンダリングを巧みに抑え込んでいるのは見事だ。乗り心地はそれなりに重低音系だが、この種のチューニング車にありがちな神経質さはほとんど感じない。エンジンチューンについてはスペック的に7~10PS程度のアップなので、明確な動力性能アップというより軽い吹けあがりとヌケのいい快音にこそ最大のキモがある…といった感じだ。

エルグランド・ハイパフォーマンススペックはまさにキングofスポーツミニバンというほかない迫力だし、テイーダ・パフォーマンススペックは他の3車種ほど本格派ではないが、パワステの改良が実に効果的で、ノーマルとはまるで印象が異なるスポーティセダン的な味わいが醸成されている。

とはいっても、今回の4台でとくに好印象だったのは、セレナとノートのハイパフォーマンススペックだ。セレナはノーマルでは大きめだったロールがピタリと抑えられて、高速ではフラット、ステアリングは正確、なおかつ路面からの突き上げもまろやか…と、すべての面でノーマルよりレベルアップしているといっていい。ノートのハンドリングは同じBプラットフォームのマーチ12SRのノウハウが十二分に生かされており、しっとりと落ち着いたパワステによる正確無比な動きは、超優秀なホットハッチのそれ。これでキレのいいMTが組み合わせられれば完璧に近いが、ノーマル同様のCVTしか用意されないところだけが、個人的には惜しい気がした。

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