近未来のミニバン、VWのEVコンセプトモデル「BUDD-e」にCESで試乗
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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VWはこのBUDD-eを、2019年を見据えたコンセプトとして開発したと説明している。はたしてこのようなハイテック満載のEVミニバンがそれまでに完成するかどうかは疑問であるが、VWが何らかのカタチで北米市場にEVを持ち込むのは間違いなさそうである。ただし、航続距離(NEDCで533km)と充電時間(15分で容量の80%)は何とか技術的に解決できるとしても、充電インフラや電池価格など、まだ問題は山積みである。しかしディーゼルの可能性を閉ざされたVWとしては、好むと好まざるとに関わらず、この選択肢が唯一の残された可能性なのだ。
ところでVWがこのBUDD-eをCESに持ちこんだのは単にEVというだけではない。クルマをインターネットで繋ぐIoTとしての機能を盛りだくさんに装備させている。たとえばBUDD-eと家はSmart Home Systemでリンクされており、エアコンなどの作動はもちろん留守中の訪問者の確認も可能。さらにそれが訪問を約束した親戚や友人などの場合は遠隔操作でドアの解錠もできる。さらに駐車中には集配ボックスの役割も持っており、NFCシステムで許可された宅配業者はトランク床下の集配ボックスにアクセスすることが可能である。
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