iQ第3弾、岡崎五朗試乗 心配なこともいくつか…
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:トヨタ自動車
ほぼ市販車に近い状態のプロトタイプを見て、最初にあれっ?と思ったのはノーズのエンブレムだ。トヨタではなくネッツのマークが付いている。ということは、iQの販売を担当するのはネッツ店ということだ。
昨年のフランクフルトモーターショーにiQコンセプトが登場して以来、僕はiQはレクサス店で売るのがベストだと言ってきた。冗談半分でLSとセット販売なんていうのも面白いなと思っていたし、それだけの実力を秘めたクルマだと思っていた。
しかし、結果的にiQはショールームでヴィッツと並んで販売されることになった。これは合点がいかない。前述したようにヴィッツを買うような人はiQは買わないだろうし、iQを買うような人はヴィッツは買わないだろう。4人乗りとはいえ3+1。しかも荷室が小さいiQはファーストカーではなくセカンドカーに最適なクルマであり、プリウスと比べてもハードルは高いぐらいだ。したがって、客層としてまず浮かぶのはレクサスを買うような人たちである。
ネッツ店は「先進的なトレンドに関心を示すユーザー向けのチャンネル」というコンセプトの店舗だが、実際はヴィッツベースの派生コンパクトを多く扱うカジュアルなディーラーになっている。果たしてそこにiQと、iQを買うような人たちの価値観はフィットするのだろうか? そもそもこれほどの力作にトヨタのエンブレムを付けないのはもったいない。レクサスとは言わないまでも、せめてトヨタ店で売って欲しかった、というのが偽らざる心境だ。
試乗したのが開発途上のプロトタイプということで、走りに関する詳細は別の機会に譲りたいが、かいつまんで報告すると・・・短いホイールベースながらも直進安定性はしっかり出ていたし、コーナーでの身のこなしも思いのほかしっかりしていた。さすがにハードブレーキング時のリアの座りは万全ではないが、全車にVSCが付いているため最終的なスタビリティは確保される。テストコース限定だが、ピッチングもキッチリ抑え込まれていた。これでCVTにマニュアルモードが付き(できればパドルも)、3気筒エンジンの音質がもう少し洗練されれば、さらに印象はよくなるだろう。
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