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iQ第3弾、岡崎五朗試乗 心配なこともいくつか…

「マイクロ・プレミアム」の勝算

3mを切るボディに4人分(3+1)のシートをレイアウトするという革命的パッケージングを成し遂げたiQ。しかしその一方で、冷静に眺めると割安でもなく、室内空間もトールタイプの軽自動車のように広くはない。実用性という意味でiQが優れているのは圧倒的な小回り性だけだ。

そんなクルマを選ぶ理由はいったい何なのか? ズバリ言おう。iQは損得勘定で買うクルマではなく、感情で買うクルマである。

突然降って湧いた(かのように見える)エコロジー社会。それに対応するクルマは、何もハイブリッドで重武装したプリウスだけではないはずだ。極限まで小さく軽く効率のいいiQもまた立派なエコカーであり、事実、その実用燃費はプリウスに迫るという。さらにiQはそこに革命的なパッケージングが生みだした超個性的なデザインを付加することによって、乗っている人をお利口に見せるLOHAS的感覚を生みだすことに成功した。見た目と燃費の最強タッグ。それはまさにプリウスが成功した最大の理由であり、普通のシビックをハイブリッド化しただけのシビック・ハイブリッドが不発に終わった理由でもある。

乗っている人をお利口に見せる・・・そこのところを上手にアピールできれば、少々室内が狭くても、少々値段が高くても欲しい人は必ず現れるだろう。それどころか、プリウスのおよそ半額でプリウスのような高度なクラスレス性が手に入るのならお買い得だよねと思ってもらえる可能性すらある。ただしそういった人たちが望んでいるのはクラスレス性であり、プライドであり、カッコよさである。したがって貧乏くさい雰囲気は致命傷になりかねない。そこでトヨタが採用したのが「マイクロ・プレミアム」というわかりやすいキャッチフレーズである。

というわけで「マイクロ・プレミアム」という言葉は多分に戦略的な意味合いを多く含んでいるのだが、言ってしまったのは事実。次のページからは「マイクロ・プレミアム」としてどうなのかという視点でiQを評価していく。

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